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日本人には元々の「モッタイナイ精神」があるからか、日本のアパレル業界は欧米ほどは廃棄の量が極端ではないのが実態です。

定番品で売れ残った商品はシーズンを繰り越して次シーズンにも販売されるケースがほとんど。

トレンド品はそういった繰り越しができないため、昨今は「オフプライスストア」というシーズン落ち商品のセレクトショップの人気火がつき始めていますね。
アパレルは意外と廃棄されずになんとか販売されている、という事実に感銘を受けました。
やはり高利回りで一番廃棄率が問題になるのは生鮮・日配商品でしょうか。賞味期限あるものなので、これはどうしても売れないと廃棄されてしまう。ECチャネルの導入などで需要予測や在庫の平準化をうまく仕組みとして入れこみ廃棄率を下げていく動きはどの業界でも加速しそう。
例えばイギリスの大手GMSチェーンはどこも廃棄率の削減を経営目標において、モニタリングしていたりします。
ある自動車部品関係のフェルト屋さんの話。接着剤で固めたフェルトでエンジン付近の吸音材のような自動車部品を作るのだけど、フェルトの原料はいわゆる廃棄された「くず繊維」だそうで、そういったくず繊維は衣料品の廃棄物が多数廃棄されるような瀬戸内海の島などに買い付けに行くのだそうで。
4t車いっぱいにジーンズやスーツが入っていて、それらは廃棄される予定のもの。色は基本気にしないフェルトを作るのには原料は何でも構わないのでそれらを二束三文で買い叩く。
買い付けに行ったら相手の廃棄物屋はスーツを買い付けの人に好きなだけくれるらしい。廃棄物屋はいつも新品のスーツを着ていて、汗をかいたらそのスーツはごみ箱に捨ててまた新しいスーツを着るのだそう。(それもすごいですね)
新品同様のスーツはその大半は誰かに着られて天寿をまっとうすることなく、廃棄されてカッターでばらばらにされて接着剤が混ぜられてフェルトになって、自動車の中でひっそりと部品として使われている。廃棄されるスーツは定量的に廃棄されるから原料が途切れて困ることはないだろう。
こういう話は別に不思議なことではない。身の回りでいくらでも行われていること。ペットボトルを使い捨て、レジ袋を使い捨て、ティッシュを使い捨て、紙おむつを使い捨て。
使い捨ての市場は私のような材料系の業種の人間には魅力的な立派な「市場」なのだけど、多分、世の中の趨勢はそうは思っていないでしょう。
スーツを作った会社や縫製をしている海外の人たちやデザインを考えた人はまさか最後にフェルトになるだなんで最初は思わなかっただろうけど、その使い方を考えた会社を責めることは出来ない。スーツを作った会社が毎年山のように廃棄しているのは間違いないわけですから。ビジネスには先端分野以外にもこういう、マッチングがあるのですね。

需要があるから供給があり、それでご飯を食べている人がいます。
確かによくよく考えてみると、自分がアパレル業界にいた時も商品を廃棄していなかったし、そういう話を対面で聞いたことはなかったから、サステイナブルの文脈で衣料品においても大量廃棄という言葉が語られる違和感はこの記事を拝見して「そうだよな!」とハッとした。

一方でアパレル業界の倒産の原因が「売上不振」ではなく、「過剰在庫の蓄積による物流費の増加」が増えているという話はここ数年よく耳にする。

であれば、「売れそうな分だけ作ればいいのでは?」となるかもしれないが、実はそう簡単な話ではなかったりする。
10年ぐらい前までは各国のコレクションによって世の中のトレンドに流れがあり、またセールやシーズンの立ち上がりなど、売るというタイミングを事業会社側が握っていた。

しかし、昨今の衣料品の低価格化やデジタルによる購入や情報取得の多様化により、消費者が「今着たいものを今買う」という思考に変わり、消費者のタイミングで物が買われるようになった。
それにより年間の売上波動が分散化され、売上の大きな山もなくなったが、大きな谷もなくなった。

これによりシーズン性の少ない物販店は販売人員や物流人員の適正配置など恩恵を受けたかもしれないが、シーズン性の高く、拡大思考が強いアパレル企業はその瞬間の実需に合わせて商品を売場に供給しなければならなくなるので、どうしても供給過剰にならざる負えない。

サステイナブルの流れがあるなかで、過剰在庫の蓄積に苦しむアパレルはほんとに苦しい。なんとなく、仕組みで改善できることは限られており、業界課題や社会問題にどう取り組むかという経営の意思や会社の理念が生き残りを左右するのではと思っている。
来期に持ち越しても売れない服は、激安価格で二次流通「バッタ屋」に流れても結果その売れ残りは廃棄されているし、二次流通も売れないものは買わないし、だからアパレルの原価率は25-30%前後で廃棄代が含まれている。また、店頭に出るまでに工場で廃棄される衣料品の数がどれだけあるかが書かれていないし、その裏には生地の廃棄もある。
この記事を読んで安心するのは間違いで、日本はアパレルが過剰なので、供給自体が縮小しなければならず、コロナを機に整理されるのが地球規模では正しいと思う。もちろんそこに雇用があるので、そのバランスは難しいが。売れる物を売れるだけ、適量生産でDtoCに近い形で製造販売していくことがSDGs社会において必要なことだと思う。
その移行期間にシェアエコ系サービスややメルカリなどのリユースプラットフォームも絡んでくれば良い。
まぁ、腐るもんでもないし、今年しか流行らないタイプの服以外はそうなるだろうなとは思っていたけど…

ただ、来年でも売れる保証はないから、なんなら先に情報をWebで公表して、いいねの数に応じて個数を決めるとか、そもそも売れ残りを出来るだけ防ぐ施策が必要なのかも…いや、そのくらいは考えているか。

機会損失とのバランスなのだろうけど。
サスティナビリティは「新品」だけでなくタンス在庫のリサイクルまで、時間をかけて解消していくべき難しい課題なのだ。
→たしかに。今の足元の取り組みだけではなく、回収する仕組みも必要か🤔別々の事業者が取り組むイメージあるけど、そこは連携してほしい
ファストファッションはそれでいいかもしれないけど、
実際ドメスティックブランドなんかはセールも持ち越しもできないのでブランディングの為の破棄が一番多いけど、第三のやり方として2.3年寝かして復刻版という手もありますね
大量生産、大量消費のモデルだと当然今回のような事態には対応が難しく、構造的にこのような問題が起きてしまいますが、
D2Cのように機動力高く対応できるモデルであれば、それに応じた対応が可能ですね。

しばらくは「持たざる強さ」がフォーカスされそうですね。
トレンドが移り変わる中、古いデザインより新しいデザインが選ばれ、多くが廃棄されると思ってましたが。