公取審査で見えた「PayPay」ひとり勝ちの構図、シェアは60%に
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公正取引委員会の審査はこれまで「産業寡占が起きないかどうか」という観点で行われてきました。デジタルの時代においては集約こそが強さであり、単に市場シェアが大きいことをもって不適切とみなすべきではありません。世界で強さを見せるデジタル産業は多数のデファクトスタンダードで成り立つ水平分業が主流であり、特定分野に特化した寡占によってデジタル産業の成長が落ち込むことがないからです。
今後、公正取引委員会はプラットフォームの開放性を審査の対象にすべきです。例えばPayPayなどのスマホ決済サービスは、その基盤を使いたいと望む事業者に対してオープンで平等な対応をしてきたか、サービス連携を効率化させるための取り組み(技術情報の公開や標準化など)に取り組んできたかなどが評価のポイントになるでしょう。
「自社グループで全て賄います」というメジャープレイヤーが垂直統合して日本のパイを分け合うのではなく、特定の領域に強みを持つプレイヤーが世界のパイを広く薄くとりにいくという方針をもって産業育成を促していただきたいです。
注目のコメント
アプリのセキュリティ水準はあんな感じ
エンジニアの集め方にも業界でなんとも後ろ指を指されている同サービスがシェア60%を抱える我が国と、セキュリティ対策に余念がなく、それどころか高度なバックドアを設置して運営できる中国。。。
なんとも皮肉な例えですが、インド産をちょっといじっただけが発祥の同サービスの存在意義とは。。。これが凄い
"コード決済市場は現金の少額決済の需要を奪って成長している格好と言える。"
高額決済はクレカ、小額はpaypayとスイカでほぼ完了。1日に財布を開く回数が激減して本当に便利になりました。
後は地味にモバイルTカードへの遷移が楽なのでTポイントの回数も増えたと思います行政当局の認識は未だ水平独占プラットフォーマーではなく個別事業単位で独占しうる会社か否か程度という結果に見える。逆に国産プラットフォーマー育成に国家が意図を持ち始めた証なら頼もしい気もするのだが...