オフラインがプレミアムになる時代。ビジネスを動かす“場”とは
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これまでオフィスでは会議や個別の業務だけでなく、喫煙室や休憩スペースでの立ち話、近くに座る人とのたわいのない会話などの「自由な会話」が頻繁に行われてきました。こうした雑談は一見ビジネスとは無関係ですが、新たなインスピレーションが得られたり、チームの絆が深まったりなどの効果があり、ビジネスシーンで重要な役割を果たしています。そして今まではオフライン空間ではこうした会話が自然と行われてきたため、オンラインツールは会議やタスク管理などの用途に最適化してきたという経緯があります。
しかし、新型コロナウイルスの影響で急速にリモートワークの導入が進んだため、zoomやチームスなどの本来は業務を補完するためのオンラインコミュニケーションツールが、業務の主たる役割に担う逆転現象が起きています。ツールが本来の使われ方を超えた結果、企業では細やかなコミュニケーションが欠落し、後輩は相談しづらい・意見しづらい、先輩は後輩の状況や悩みがわからないといった弊害が発生し、非効率的な時間を生んでしまっっているのです。
この弊害は「リモートワークではある程度諦めて、徐々に慣れるしかない」と考えることもできますが、それでは根本的な解決には繋がりません。自然な会話を生み、本質的な問題を解決する第三のオンラインツールがあるのならば、企業はその利用も視野に入れるべきであり、そういったツールがどんどん世の中に出てきたらいいですね。
注目のコメント
リモートワークが始まり約半年。オンラインでできること、オフラインでしかできないことが明らかになり、オフラインにどのような意味と機能を持たせるのか、問われています。
コミュニケーションは、Zoom、Slack、Teams、ディスカッションはMiro、ナレッジシェアはNotionなど、新たなテクノロジーの登場でオンラインの働き方は進化している一方、
「信頼の構築」や「企業カルチャーの醸成」に苦戦している企業も少なくありません。
①今までのようにオフラインに戻す、②オフラインに意味を持たせオンラインと融合させる、③テクノロジーを活用して完全オンライン化する、のいずれを各企業は選択するのか?
本来、一ヶ所に情報を集めて効率的に意思決定する為に作られたオフィス(18世紀の東インド会社) 。クラウド上でどこからでも情報にアクセスできるようになったい現代、改めてリアルの場の価値を定義するタイミングなのかもしれません。
コロナ後の社員の生産性や採用力にも大きく影響する各企業の決断に注目して行きたいと思います。スタートアップ共創やオフィスの在り方について取り上げていただきました!
UB VenturesのThinkaのように、スタートアップの成長を支えるコミュニティが渋谷に根付くことを応援しており、起業家がより一層活躍できる街づくりに取り組んでいます。ThinkaができるまでのUB Ventures岩澤さんとの議論も含めて表現されていますが、その経緯があったからこそ結果的にリアルな場が熱を帯びていくことにつながったのではと感じています。
後半ではリモートワークへの転換を迫られたタイミングでオフィスの在り方についての話です。
オフィスが必要か不要かという議論については様々な意見が交わされていますが、二元論で語り切れるものではありません。リアルな場所の持つ価値は、余白の時間から生まれるコミュニケーションや学びということが挙げられるとはいえオンラインで解決できる課題もまだまだある状態で、両方がバランスしていくことになります。
各企業や個人それぞれの考え方があるので、どのバランスが正解というわけではないため、当社は試行錯誤を続けながらリアルな場所が果たすべき役割の検証を続け、オンラインとオフラインの融合の形を模索しており、それをこれからの街づくりにも活かしていくつもりです!「オフラインの価値は時間の余白」
今回のコロナ禍で、オフィスに行かなくても働けることを実感している方は多いはず。そんな折に、ビジネスパーソンにとっての“リアルな場”の価値を問い直してみました。
東急不動産とUB Venturesが手掛ける「Thinka」は、起業家向けのクローズドコミュニティ。リアルな場にこだわるなかで、いったいどんな変化があったのか、ぜひ記事でチェックしていただきたいです。
私も約5カ月フルリモート生活を続けていますが、Thinkaや東急不動産のオフィスにお邪魔して「“働ける場所”と“働きたい場所”は違うんだな」と感じたり。
オフィスはどんな価値があるか。今NewsPicksユーザーのみなさんがどう考えているのか、ぜひ教えてほしいです!