原爆の証言、コロナでも止めない 「広島にケイコあり」と 世界に知られる被爆者
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なぜかコロナ患者・医療従事者差別を思い浮かべてしまう。特殊体験した人に対して、日本社会は根拠なく冷淡になる。
「原爆症の不安から被爆者だとわかると結婚できないなどの差別が日本にあった。被爆者が一番隠したいのは遺伝的なこと。特に子や孫を心配する。差別されるのに好んで話しますか? 私は隠したかった」運動は個人の力だけでは前に進みませんが、運動の広がりには顔の見える個人が必要です。「ケイコ」のこれまでの努力に敬意を表するとともに、さらにカリスマ性を高めてほしいと思います。歴史に残る言葉をどんどん発してください。
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)事務局長のベアトリス・フィンとともに記念のメダルと賞状を受け取り、受賞講演を行ったサーロー節子さんの言葉は今も胸に残ります。広島の爆心地近くで被爆、瓦礫の中に閉じ込められました。死を覚悟した時、そばの誰かが声をかけてくれたといいます。「諦めるな、(がれきを)押し続けろ。光に向かってはっていけ」。本の題名にもなったこの言葉は、ずっと反核運動の熱源となり続けると思います。光に向かってはっていくことの大切さ。やはり、人と言葉です、世界を動かすのは。被爆者にとって、その体験を語ることがどれほど覚悟を必要とすることか。私たちは普段、そのことを感じる機会はありませんが、広島で被爆体験の通訳を務めてきた、自身も被爆者である小倉桂子さんの言葉に、はっとさせられました。
「自分のことは隠したまま、同じように隠したいと思っている被爆者たちに無理やり話をさせてきた。私はなんて罪深いことをしているんだと。ものすごい罪悪感があった」