東芝株主総会、「物言う株主」提案の今井氏支持43% 存在感示す
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注目のコメント
この一件、あまりよく知らなかったので、いろいろな記事を読んでみたが、なかなか興味深い。
元々は不祥事問題に端を発するガバナンス体制への提案であるが、その背後には増資による外国人株主比率の上昇がある。
( 例えばこれ。https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00677/)
今回の提案自体は、短期的な利益のための行動と言うよりも中長期のガバナンス改善のものと理解できるものの、東芝側が警戒しているのもわからなくはない。
とはいえ、同社には現実的には今後このような事は繰り返し起きるだろう。やはり、倫理的問題も事業でも成果を出すしかない。その意味では、必ずしも東芝という会社にとって悪いことではない。
しかし一方で、短期的な成果を志向すると、イノベーション推進は沈滞するリスクもあるので、その点のポートフォリオ設計と社内の変革推進の両方が問われる。同時に日常的にメジャーな投資家との対話も欠かせない。
つまり、戦略的マネジメントの基本が問われているという事だろう。今回のコロナ禍で今後業績が著しく悪化する企業は、同じような道を辿る事を余儀なくされる可能性があるだろう。取締役の属性と東芝のおかれた状況を考えると、株主提案をふくめて金融関係者が目立つのには違和感が。今は資金繰りではなく事業投資ができる人材が登用されるべきではないでしょうか。グーグル、サムスンあたりから人材を呼べないですかね。
取締役社長(時によって代表権持ってる会長)以外は社外取締役の構成にすれば原則済む話し。社内の人間が取締役会で手を上げるのが可笑しい。取締役会はマネージメントを管理する役割なので、経営陣全体が取締役なのは猫がミルクを守れって言う事と一緒。