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JALとANAとがどういった状況なのか、確認してみました。
この四半期の営業キャッシュ・フローは、見間違えかと思うほど、ほぼ同水準です。有利子負債は、やはり会社更生を経ているJALは相対的に債務が軽いです。どちらも頑張ってほしいです。

<JAL>
営業キャッシュ・フロー △1,302億円
現預金 3,943億円
有利子負債 5,046億円

<ANA>
営業キャッシュ・フロー △1,353億円
現預金 5,169億円
有利子負債 13,589億円

※営業キャッシュ・フローは2020.4-6、現預金及び有利子負債は2020.6末
コロナ禍の直前まで、JALなANAといった日本の航空会社は世界のエアライン業界の中では圧倒的に財務的に健全でした。
https://newspicks.com/news/4872360/

ただ、このように需要が瞬間蒸発する今般の事態に至ってはどこも似たり寄ったりの状態です。世界中で第2波が来ていることもあり、客足は当面戻ってきそうにありません。

明るい材料といえばワクチン開発が歴史上例を見ないほど驚異的な速さで進んでいること。

一般にワクチン接種が受けられるようになると見込まれる(早くて)2021年の第1四半期にようやくリラックスして飛行機に乗れるようになるのではないでしょうか。

それまでは銀行からの借入でしのぐのが基本ですが、場合によっては公的資金を投じるなどの形で支援が必要かもしれません。
JALの決算も、ANAと引けを取らずまたスゴいこと。。

決算短信見ました。
有利子負債(非流動資産)の残高が2,150億円増えておりました。こちらもANA同様のデットファイナンスで凌ぐかたち。

バーンレート(グロス)は「約500~600億円/月」程度か。
売上も昨年四半期比で、ANA以上の激減率。

ANAと同じくコロナ禍が続くと相当厳しい印象ですが、
(高橋祐一さんのコメントにもある通り)有利子負債等の債務はJALの方がANAよりまだ軽い状況です。

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【2021年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)】
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9201/tdnet/1867295/00.pdf

<B/S(貸借対照表)(※As of 2020.3.31→2020.6.30)>
・資産:1兆9,822億円→2兆373億円
- 流動資産:5,084億円→5,502億円
-- 現金及び預金:3,291億円→3,943億円
・負債:9,326億円→1兆689億円
- 流動負債:5,016億円→4,264億円
- 非流動負債:4,309億円→6,425億円
-- 有利子負債:2,388億円→4,539億円
・純資産:1兆496億円→9,684憶円
- 利益剰余金:6,454億円→5,514億円
(流動比率):101.3%→129.0%
(純資産比率):52.9%→47.5%

<P/L(損益計算書)(※2019.4.1~2019.6.30→2020.4.1~2020.6.30)>
・売上高:3,488億円→763億円
・営業利益:193億円→▲1,281億円
・純利益:97億円→▲811億円
(営業利益率):2.7%→赤字
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<参考>
ANA決算に対する私的コメント
https://newspicks.com/news/5105946?ref=user_1953051
羽田の国際線での発着枠の獲得競争で、JALは常にANAにリードされてきましたが、不幸中の幸いにも、ここにきて全く稼働しない国際線の枠の少なさが、ANAよりも赤字を少なく抑えれた一因となったようです。

2019年の営業利益率もJALが7%に対して、ANAは3%と、もともとコスト構造もJALの方が良いです。
国際・国内旅客、貨物を対象とする航空運送事業者。フルサービスキャリア事業を強化するとともに、新たな収益源の創造・育成にも挑戦。グローバルアライアンス「ワンワールド」に加盟。
時価総額
1.26 兆円

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