「イッセイ ミヤケ メン」がブランド休止 立ち上げから42年で
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注目のコメント
ミクロ的には、ブランドの柱がなくなったことが大きいと思われます。デザイナーの高橋悠介さんが退任して以来後継者が決まっていない。
マクロ的には、デザイナーブランドにおいて徐々にユニセックスの流れが出来始めている。一部の雑誌でも特集されたりしていますね。
LVMHの収益がよろしくないという記事も本日読みましたが、コロナも手伝って外に出かける機会が減り、ファッションは何のためにあるかという根本が問われている気がします。新しい潮流が生まれることを期待したい。日本から。山本寛斎氏が亡くなった直後というのも象徴的ですが一つの時代の区切りが来たように思います。
イッセイミヤケ、菊池武夫、ヨージヤマモト、日本人デザイナーが世界で認められるよになり、次々とブランドが立ち上がり、私もイッセイミヤケやBIGIを着ました。ひとつ上の世代がVANやJUNを競って着たように。
おしゃれというほどのセンスも贅沢できるほどのお金もない普通の若者でしたが、それでも少し背伸びしてブランド物の服を着るときの高揚感のようなものが時代の空気とマッチしていたような気がします。
今の若い人たちはどうでしょうか。ファッションへの関心も薄れユニクロやファストファッションで満足という人達も増えたのではないでしょうか。
若者の価値観や時代の空気が変わる中で、今回のコロナがそれをはっきりと顕在化させた感じがします。新しい時代には、それにふさわしい新しい人が台頭すべきなのでしょう。むしろ良い機会だと思います。昨年にメンズのメインデザイナーが退社した後、次のメインデザイナーを立てなかった背景があるのでブランド休止は元から決まっていた可能性が高いんじゃないかな…
これだけの知名度と実績をもつブランドのデザインを担える人材は欲しくても手に入るものではないと思うし、探して見つかるとも限らないし、後任が居なければコレクションを止めるというのはそのブランドとしての矛持ちなのかも知れない。
…企業なら後任を立てるのが普通なのですが、屋号を継げるのは師が弟子を認めた時だよね、っていう昨今では数少ない、本当の意味でファッションを大切にしているからこその判断なんだろうなと感じた。
イッセイミヤケといえばプリーツを活用したデザインと機能性、ってイメージ。あと楠田由里子。圧倒的にレディースのイメージが強いブランドだし、勿論コロナの影響も有るだろうけどカンパニーとして頑張ってほしい…