北朝鮮「コロナ流入」で都市封鎖 開城市、金正恩氏が緊急会議招集
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北朝鮮政府は、長らく「感染者ゼロ」と言い張ってきましたが、実態は、感染が相当拡大しており、各所にクラスターが発生していました。
しかし、感染者の存在を認めないままでは、公に対策をとることもできず、感染が広がるばかりでした。今回、感染者の存在を認めるにあたり、「韓国から来た人間が広げた」という公式見解を示し、「韓国が悪い」ということにしました。実際には、ずっと以前から中国などから感染者が往来していたと考えられます。
北朝鮮でコロナ第2波発生か(2)平壌南方の軍部隊で兵士を集団隔離
http://www.asiapress.org/apn/2020/07/north-korea/korona-23/
同様に「感染者ゼロ」を政府が言い張っている国としては、独特の指導者の神秘化による権威主義体制、トルクメニスタンがあります。
アフリカの国の中には、タンザニアのように、5月半ばに大統領自らキリスト教会で祈祷集会を開き、新型コロナウィルスが「消滅した」と主張している国もあります。
おおむね、権威主義的な国ほど、感染者数や死者を、実態とはかけ離れて少なく発表する傾向があります。観光地の開城市で新型コロナ感染の疑いのある人が出て、都市封鎖をしたとの記事。この時期に、この都市で感染の疑いがある人が発生した背景が不明。この都市は中国や欧米から多数の観光客が訪れるが、1月22日から外国人観光客は入国していない。観光客が来なくなって6か月が経過したあと、いま感染疑いが出て封鎖をしたということになる。
70歳未満は感染しても殆ど死なず、70歳以上は理由を問わず亡くなって不思議ではない年齢層なので、感染を隠そうと思えば相当程度まで隠し通せそうなウイルスです。それでも「最大非常体制」を取る必要が出て来たということは、何の根拠も持ち合わせてはいないけど、相当厳しい状況になっているのだろうと感じます。「3年前に韓国へ脱出後、今月19日、違法に軍事境界線を越えて北朝鮮に戻った」と擬せられる人物が本当にいるのなら、その運命が気掛かりです (・。・;