なぜアジアで新型コロナ感染者数が少ないのか? 現地で行われていた目からウロコの対策
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アジアといっても大変広いので、とうてい一括りにはできませんが、記事で挙げられている国の中でも、
・インド:感染者総数世界第3位(118万人)、死者総数2万8千人
7月18日の新規感染者は3万7千人、1日の死者数は675人でした。6月18日と比べると、1日の新規感染者も死者も倍増しています。急激な増加は当面、止まらないと考えられます。
・インドネシア:感染者総数8万8千人、死者総数4,239人
7月20日の新規感染者1,693人、1日の死者数は96人でした。1か月前と比べると、1.5倍程度の増加です。引き続き増加傾向にあります。
「感染者が少ない国」というのは基本的には無くて、抑え込みに成功している国と、検査が少ない国が東アジアには多い、ということがいえます。
抑え込みに成功しているのは、台湾、ベトナム、中国、韓国あたりで、政府による徹底的な隔離と追跡、地区封鎖によるものです。
検査が少ない国(もしくは公表していない国)の代表は、「感染者ゼロ」の北朝鮮です。もちろん実態とは、かけ離れています。東アジアで最も1人当たりGDPが少ない3カ国、北朝鮮(1700ドル)、カンボジア(1500ドル)、ミャンマー(1200ドル)は、検査が少ない国、もしくは情報が公開されていない国、といえます。新型コロナウイルスの感染者数がアジアで少ない理由に関しての記事かと思ったら、ちょっと異なる文化論的な話でした。
”結局、いまだにはっきりとした理由はわからない。”
ということですね。私はすべての東南アジア諸国を旅しましたが、美談にしてはいけませんよ。理由は簡単です。国家権力。軍隊、警察の動員、マスコミ、インターネットの情報統制。言論の自由があると思いますか?追跡アプリ、GPS、監視カメラ。強制隔離強制。そして元々高齢者や貧困者は切り捨てられているので、若い人中心の社会なのです。コロナ以外、デング、交通事故、貧困、紛争で多くの人が亡くなっています。
ただし、日本も特措法の改正により、国家権力を強める必要はあるかとおもいますし、SNSなどの情報統制、追跡アプリ、陽性患者の隔離強制、夜の店への警察の動員は避けられないでしょうね。