【より安全なオフィス復帰】企業がすべき「科学ベースの対策」
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固定席のレイアウトとフリーアドレスの場合の感染者発症時のリスクの多寡を考えてしまった。様々な効果があるフリーアドレスのネックは感染症対策がとりづらい。感染者の行動履歴を追いづらい。
念頭に置かなくてはならないのは『完璧な施策はない』ということ。人は生きている限り病気の感染リスクも死亡リスクも少なからずあります。それを排除できないことと同じです。それを理解するだけでも二次的な健康を害するものから遠ざかることができます。ストレスを原因とする二次被害などです。オフィスに来て仕事をする、しないの議論は置いておいてまずはオフィスに来ることの意味や定義を企業ごとに再定義する必要があります。『なんのためのオフィスだっけ？』という問いかけです。これは企業毎に異なるはずです。従業員をオフィスに来させることが企業命題ではないはずですので、目的遂行のために必要なのであれば、出社してもらうこともあります。出社しなくても企業の目的が果たされるのであればオフィスはいらないのかもしれません。ただし、たかだか半年弱の期間では判断が難しいところです。今まではお洒落なオフィスや外国チックなオフィスなど憧れてしまうデザインが人気でした。これからは安心安全なオフィスにシフトしていくかもしれません。企業側はミッション、バリューをもう一度再認識して、全業種の業務オペレーションを見直してみるべきかなと感じます。時間が過ぎ、人は変わってもオペレーションはアップデートされていないことは多々あります。
複数人が出入りするオフィスに戻すとなると、いちばん衛生管理に慎重な人に対策のレベルを合わせることが重要になりそう。とはいえ「気を付ける」と人によるものではなく科学的な対策だとより安心で相互監視的にならずに済みそうですね。
