【データは語る】飲食店の利用数が、また「減少」し始めた
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残念ながら、このデータと同様の数字傾向を複数の飲食店さんから聞いていました。
6月から7月頭にかけ、再開する飲食店が多くなり、顧客側も「久しぶりに行って応援してあげよう」という機運で訪問し始めていました。飲食店側も再開して、常連さんの顔を見てホッとしたのも束の間、一巡した常連さんが感染者数増のニュースを知って、また行くのを控えてはじめた、という事が起こっているのではないでしょうか。
中期的にも、席数は減らさざるを得ないので、イートイン売上が完全に元に戻る事は物理的にも厳しいと覚悟せざるを得ません。運営コスト構造の見直し、もしくはテイクアウトやデリバリーなど店外向けの売上作りに本腰を入れる等、各店舗で新たな取組を行う必要があると思います。◆データの見方◆
これ、わかる人にしかわかりませんが、前年対比なので前年どういう日だったかが結構重要になります。この落ち始めた週の前年を見ると、去年の7/13（土）～15（月・祝）は三連休。だから12（金）は相当跳ねていたということになるし、14（日）は土曜日並みの強さ。だからこの週はどうしても低くなる。加えて、6月に数字が上がってきたところに比べて、7月に入って雨が多くなっている（去年も雨は多い時期だが今年ほどの強さはない（要詳細検証）））。ちなみに翌週（先週）も月曜日が祝日と平日での差異があったりするので、かなり弱めにでる。
なお、確かに伸びがサチってはいますが、ここまでセンセーショナルに書くほどではない。現にApple to Appleで比較できる曜日だけでみれば、落ちてない。
もちろんそういう意味では今週の数字は昨年は通常週で、今年は四連休なので、これまた比較しづらい傾向になりますので、もしこのデータを扱うならちゃんと来週とか再来週にも継続してレポートしてもらいたいし、ポジショントークする人も、もう少しそこらへんに触れてほしい。ニューズピックスの夕刊、今週のTheグラフィックは飲食店の来店客数データです。予約管理サービスのデータから、利用者がコロナの感染者数の乗客などに敏感に反応していることが見て取れます。
Theグラフィックでは、今を象徴するようなグラフィックを毎週月曜日に無料でお届けします。
追記
店舗向けの予約管理サービスを提供してる株式会社トレタから、来店者数のデータを使わせていただいております。1週間の合計来店者数を昨年と比較しています。
