H2Aロケット打ち上げ成功 UAEの火星探査機を分離
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注目のコメント
素晴らしいです、抜群の安定感!本当にすごい。しかしこれだけの信頼性を持ちながら商業打ち上げ市場では惨敗。H2-aの41回もの輝かしい成功の中で、商業受注はほんの数件、そのうち一つが今回でした。思えばSpaceXなんて影も形もなかった2000年代初頭からH2Aは商業打ち上げ市場に食い込むことが大きな目標でした。当時の商業打ち上げ市場はロシアとアリアンスペースの独断場でした。なんとかそのパイに食い込もうと思ってなんとか背中が見えてきたと思ったら、あれよあれよという間にSpaceXが急成長し競争をひとつ上の次元に持っていった。ペイロードの大型化も進行した。慌てたのはJAXA/三重だけじゃありません。アメリカの政府需要を二分していたボーイングとロッキードは寡占状態を失い合併してULAになり、パイを喰われたロシアもアリアンもULAもさらにコストが安く大型のロケットを開発中です。市場はゼロサムゲームじゃないしまだまだ飽和はしてないけど需要は急には増えない。大型打ち上げビジネスはますますレッドオーシャンです。小型はそれに比べれば飽和からは遠いし伸び代も大きいと思うけど、プレーヤーがどんどん出てくる。今夏にはFireflyが初打ち上げだったはず。堀江さんのところも焦りを感じているでしょう。
H2aに話を戻せば、コストも他ロケットと比べて高いのはそうなんだけど桁が違うわけじゃない。国内市場が小さいのはその通りなんだけど、しかしスカパーとかispaceとかの打ち上げも結局海外に行っちゃうんだよなぁ。どうしてなんだろう・・・商売が下手、と言ってしまえばそれまでなんでしょうが、うーん。。。
H-IIIは大幅なコストダウンが見込まれています。もしこの信頼性を継承できれば競争に加われるはず。期待しましょう。打上げ成功!良かった!
小野さんもコメントされているが、素晴らしいロケットなのに残念ながらあまり海外打上げの受注ができていない。これはなぜだろう?
だいぶ前にはなるが、衛星オペレータの会社で働いている知人が「乗り心地が違う」と言っていた。詳しく話を聞かなかったのが悔やまれる。
振動条件など衛星にとっての乗り心地が悪いという意味だったのか、それともプロジェクトの進め方やカスタマーサポートのような、人にとってのサービスの使い心地の問題なのか。興味深い。