新型コロナ 重症者数は鋭敏な指標ではない理由(忽那賢志)
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忽那先生の記事は、毎回必要な時期に届けていただけるので助かります。
他のPickで取り上げましたが、医師は『入院をさせたい』と思っているわけではなく、重症になるかもしれないということを予想しながら、入院を考えます。ですので、入院患者数が増えてくるということは今後すこし遅れてから重症患者数が増えてくることは十分考えられることですよね。
内容が第1波と少し異なるのは確かで、今回は若者中心の拡大でしたから重症者数への反映が遅れている部分もあります。しかし、年齢層が広がっていることも確かなようですから、やはり油断はできないでしょう。
一方で、忽那先生が提示されているフロリダ州の動きからも、最初の波ではなくなる方の割合が多く、後半の波では患者数がある程度増えてから急速に亡くなる方が増えているような印象を受けます。同じようなパターンになるのでしょうか…これは多くの方に是非知っていただきたい内容。
記事にあるように重症化するリスクの高い60代以上の感染者の推移を見ると、明らかに感染者が増加しています。今後は高齢者の多いコミュニティや介護施設・病院などで感染拡大するフェーズになり、重症者・死亡者数の増加が懸念されます。
院内感染が増え、十分な医療提供体制維持できなくなった状況を最も鋭敏に反映する指標は「救急受け入れ困難件数の増加」だと感じています。ヨーロッパの4月のピーク時のデータで、小児で亡くなる方は少ないけれど、ICU管理になる子も多いので、かからないよう注意は必要ですね。
https://covid19-jpn.com/lancet-child-adolesc-health-0714
東京都で感染者数が多いですが、7月以降に亡くなった方は7/15の90代の方1名、6/22以降では60代2名、70代3名、前記90代1名の6名です(東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトより)。
現在、重症患者数が10人で、医療関係者の方々がご尽力されていますし、我々も気を付けるのは重要です。
ただ、感染者数が急増しているのは対策がされていないからと、全員が自粛になってしまうと、感染対策にも気を付けている店舗の方や気を付けて生活されている方への影響も多大なので、適切な判断が必要なのだろうなと思います。