米スーパー地銀もフィンテック 新興企業に買収攻勢
日本経済新聞
3Picks
コメント
注目のコメント
Capgemini社の「World FinTech Report 2020」でも、FinTech企業が成熟したプレイヤーとして金融業界の付加価値創造の重要な主体としての存在感を増している中、従来型金融機関とFinTech企業はより成熟的な連携が求められていると述べられていますが、確かにその関係性はFinTechという表現が普及し始めた5年程前と比べても変わりつつあるように感じます。
その背景には、FinTech企業の事業が業界として無視できないほど大きく成長したことに加え、従来型金融機関の側でも、各種金融事業の利潤が消失しつつあるなか、新しい付加価値創出とそこでの利潤獲得が急務であるという強い問題意識が広がっていることが背景にあるように感じます。
日本では、従来型金融機関の危機感はかつてないほど高まっていることを感じますが、そこで成熟した関係を構築し、付加価値創出に連携できるFinTech等のスタートアップ企業がどれだけいるかというとまだそこまでの段階には至っていないようにも思われます。
自分自身も金融スタートアップ企業の経営者のひとりとして、日本でもそのような関係性が一般的になり、金融業界全体として新しい段階に進めるよう、微力を尽くしてまいりたいと思います。