若手技術者の退職に悩むトヨタ、在宅勤務で情熱は生まれるか
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今後はソフト開発など、調整ごとや機嫌取りで集中を妨げられると失うものが大きい特殊スキルが一層求められて来ます。在宅/オフィス論に限らず、集中を妨げない、のびのび仕事ができる、そういう指標を高める職場は尊いと思います。
トヨタイズム「ボスになるな リーダーになれ トヨタ春交渉2020 第2回」では、菅原取締役が一貫して言われてるキーワード「十把一絡げ」を戒める言葉が嬉しかった事を思い出します。
もちろん勝手な解釈ですが、人それぞれ希望の違い、採用枠の違い、教育・キャリアパスや蓄積スキルの違いなど、いくつかの 枠がありますが、昨今重視されてるのが 組合希望の枠、いわば 稲十束による 取り扱いだと思います。 それを今後は、それぞれの実り 一本いっぽんが尊重されてくる、そういう日が近いのだと 感じてきます。
手を動かしたいエンジニアや職人は、それが尊重されますように。
手を動かす企画、営業、調達、監査、マネージャー、プロジェクトリーダーのスキルは、それが尊重されますように。
養分を浪費する雑草のようなアウトローな希望も その報いと共に尊重されますように。
いつしか「手を動かす」のが好きな 技術者A+技能者Bは、同じ仮想ステージなら同じ誇りを持って演じれるようになりそうですね。
トヨタのように真に現場を大切にして久しいと、例えば 脇役AとBがいて、Aが技術職、Bが技能職なら、Aは数年で主任、Bは同じクラスまでは 白髪の裏付けが必要(長年のヘルメットで髪の大半が抜け落ちる貢献者も)、そういう 戦前から続く十把一絡げな施策が目立ち始めます。この十把一絡げな施策により 同じ誇りを抱けず、残念に心奪われて 集中が妨げられる人もいると思います。
スタントが得意な俳優、美に努める俳優、悪役、編集、監督、スポンサー、配給、上映、それぞれの役を演じたい希望だけではなく、親切なメンターに恵まれ、実際に演じるチャンス獲得と実績やリベンジで評価されて、のびのび働けますように。
ドラッカーが予言してきたナレッジワーカーは、現には どの役者にも当てはまり、手を動かすナレッジワーカーほど 現場に精通し、未来のアンテナ感度が高くなるため 日本から、世界から求められるはずです。
