藤井聡太七段が棋聖奪取 最年少タイトル獲得記録更新、17歳11カ月
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おめでとうございます㊗️将棋ファンとして今日の対局を固唾を飲んで見ていました。僕は、渡辺明さんのファンですが。。
現在のタイトル保持者
豊島将之
竜王 名人・・この人は現在30歳で藤井さんより実は早いペースでプロになるところだったんですが、三段で足踏みしてプロ入りは16歳。それでも、将来を約束されたようなデビューでした。コンピューターとの電王戦も圧勝したのはこの人だけ。現在序列最高位の竜王と名人を両方保持している。そして、名人戦は、現在進行中、相手は無敗で勝ち上がってきた渡辺明二冠。
渡辺明
棋王 王将・・昨日藤井聡太さんに棋聖を奪われるまで三冠でした。現在名人戦に挑戦中。獲得すればまた三冠に。さらに、王座戦の挑戦者決定戦に出る事も決まっているので、そこで勝ち、王座戦で永瀬拓哉二冠に勝てば四冠になる可能性もある。
藤井くんの研究範囲を遥かに超えた準備で棋聖戦三局目で勝ったのは渡辺さんらしい。永世竜王、永世棋王の資格者。羽生時代の次の時代を担ってる人。その後豊島さんが最高位についになり、2人の時代になるかと思いきや、そこに藤井くんが現れたのです。まさに群雄割拠。
永瀬拓哉
叡王 王座・・若手のエース。この人は藤井さんに勝つために戦ってる人、でも藤井くんが研究仲間。藤井さんがデビューしたすぐ、炎の7番勝負という企画がアベマであったのですが、7人中藤井くんに勝ったのはこの人だけ。羽生さんも負けたのに。この人もコンピューターに勝ってます。現在豊島竜王名人と叡王戦の真っ最中。このタイトル戦は異例の持将棋(引き分け)や千日手(これもまぁ引き分け)がでまくってるとても、白熱した状況です。
木村一基
王位・・ご存知の通り、藤井くんのもう一つのタイトル戦の相手。若い頃から抜群の勝率を誇り、1年で60勝以上かつ、勝率8割以上を達成したのは藤井くんと、この人だけ。いつタイトル取ってもおかしくない人だったのですが、挑戦者になりタイトル戦にでる事6回、なんとその全てでタイトル奪取ならず!40歳後半に差し掛かり本人も一生タイトル取れないと思い諦めかけた昨年、ついに豊島さんから王位を勝ち取り将棋ファンみんなが祝福した人。
藤井聡太
棋聖・・説明不要。というか文字制限の限界で割愛高校生だよ。棋聖て。明日からクラスメイトは棋聖が目の前に座ってるんだよ。棋聖からプリント回ってくるんだよ。どんなプリントだよ。先生たち棋聖に宿題出すんだよ。何手詰だよ。
追記:
戦型は、故・米長永世棋聖が「将棋の純文学」と表現した矢倉。ただし角を3一に引くのに5四歩を突かない矢倉。第二局でも採用してましたが、今までの常識からは信じられない感覚。
結局最後まで聡太角は完全なるニートでした。(いや渡辺二冠が3四桂を決めなかったあたり潜在的には働いていたのか)しかしそれ以上に渡辺飛車が負担になってしまった。負担になるくらいなら働かない方がいいんですね。
「全ての駒が働く」と言われる矢倉戦とは思えないような、いつの間にか世界の片隅で勝負がついていたような不思議な将棋でした。有名になってから何年も経ってるのでそろそろ20歳くらいかと思ったらまだ17歳なんですね。確かに論理思考能力はこれくらいの時がある意味最高だし、記憶力もピークかも知れません。
これまでは、要所で長考し過ぎて終盤に持ち時間がなくなって追い込まれるということが多かったですが、今回は時間の使い方もうまくて余裕がありましたね。
序盤は渡辺棋聖の優勢かなと思いましたが、藤井七段の桂馬が躍動してあれよあれよと動けなくなってしまいました。
この歳で老獪さを手に入れてしまったら本当に無敵。二冠も期待してしまいますね。
渡辺棋聖が投了を決心するまでの様子が、めちゃ悔しそうで印象的でした。存在をかけた命がけの闘いだからこそ、観る人を引き込むんですよね。
世間をワクワクさせてくれたお二人には、これからも将棋界を盛り上げていって欲しいなと思います。