SaaSスタートアップに必要不可欠な速度とは? – 実践的SaaS KPI活用のすすめ
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こちらの記事の執筆を担当しました。
サブスクリプションビジネス(SaaSなど)への投資を行っているUB Venturesが実際にSaaSスタートアップに投資をする際の視点をまとめました。
「ARPU」や「NRR」といったいわゆるSaaS KPIが一般的になってくる中で、「どの水準にあるべきか」「ステージによって重視する指標は」など、テクニカルな判断基準を持つ必要があります。
ここでは、スタートアップが意識するべきKPIとその必要不可欠な速度に焦点を当て、実務的な解説を行っています。B2B/SaaSビジネスの一番の特徴は、再現性と連続性が高いこと。つまり、今の数値が未来に大きく影響します。
このコンテンツでは、UBVが日頃意識している下記の視点について記載しています。
・SaaS KPIは、①市場の証明、②プロダクトの証明、③実行の証明を分けて考えること
・未来から逆算して今の初速を設計すること
特に、SaaS事業の未来を決めてしまう指標は、何ヶ月でMRR(月次経常収益)が1,000万円に到達するか?という「初速」です。到達する月数が4ヶ月遅れるだけで、8年後の売上高は30%以上も変わってきます。
「①市場の証明」で対峙する市場の大きさを特定して、②「プロダクトの証明」で単価・粗利・継続率を固めた後は、12ヶ月以内に1,000万円の売上を目指すことが、高成長のSaaS事業をつくるために必要といえます。