トランプ政権、留学ビザ制限を撤回 米裁判所が発表
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私が勤務する対外経済貿易大学では、卒業後の進路で海外大学院を選択する学生が多くいます。
今回のニュースは米国留学を予定していた学生たちには朗報ですが、多くの国で渡航制限が実施されている現在、留学予定の学生はとても不安な日々を過ごしていると思います。
逆に、交換留学で海外に滞在している私の学生は、帰国するのがとても大変な状況が続いています。
また、対外経済貿易大学では約140カ国から3000人超の留学生を受け入れているのですが、現時点では入国のめどが立っておらず、9月からの新学期に大きな影響がでると予想されます。
留学はとても貴重な自己研鑽の機会です。一日でも早く海外で自由に学べる状況に戻って欲しいと心から願っています。大学にとっては、「学費を割引なしで全額払う超上客」である留学生が締め出されたら首が締まりますので、バンバン訴訟を起こしていました。
トランプが何を目的に、大学を敵にまわす判断をしたのかわかりませんが、さすがに「大富豪」層のみなさんも、自分の出身大学が危ないということで、トランプ説得に回ったのかもしれない、などと想像しています。9月からの新学期を前に、不安を抱えていた留学生も多いでしょうから、朗報ですね。ちなみに、北米以外の地域の出身の学生比率は、HBS(Harvard Business School)で32%, MIT Sloanは40%です(Economist誌調べ)。これはビジネススクールの例ではありますが、これだけの学生に影響があるとなれば、大学側が看過し得ないのは当然ですね。