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こういうときの日本ブランド。気になるのは価格です。
日本は4月に入ってから処方開発をして3週間くらいで供給開始していますが、当初は市販にはあまり前向きなコメントはされていませんでした。しかし、医療従事者からは「本当に肌荒れしない」と絶大な支持を受けている、という話で、口コミで評判が広がって要望が強まったのかもしれません。
HAKUなどを生産する那須(栃木県大田原市)の新工場で生産するという話だったかと思いますが、同社のスキンケアの技術力も生かした製品として楽しみにしています。
一つの立派なブランド活かした戦略ですね。
中国の自然堂という化粧品メーカーはコロナが始まり1ヵ月のスピードで消毒液の販売を開始しました。
良い意味で、資生堂も中国のトレンドをいち早くキャッチアップして日本市場に適用しています。
従業員ライブもその一つですね。
スピーディーに社会の変化に合わせたチャレンジが求められる中、海外の先行事例をベンチマークして自社に適用する力も大切。
これまで、多くの人々は、石鹸にせよ、洗剤にせよ、調味料にせよ(高級であることを必ずしも意味しないが)「安心できるもの」、「質の高いもの」を求めて使ってきたと思う。それがブランドというものの本質の大きな部分を占めるのではないか?
今回、コロナ 対策で街中に「消毒液」が溢れかえった。
われわれは、それが良いものであるか、安心できるものであるか、というこれまでしてきた「判断」をする余裕もなく、「そこにあるものにすがった」。
これは、実は、これまでの「消費行動」とは違う流れで、私を含め、少なからず気持ちが悪い思いをしながらそれに目をつぶって「わからないもの」を使うことを、いろいろ飲み込んで行ってきたのではないか?
マスクやトイレットペーパーが少ない時もそうだった。
資生堂をはじめ、一般に認知されているブランドが「消毒液」を販売することの意味は、この「気持ちの悪さ」を払拭することにつながり、「新しい日常」に「潤いをもたらす」ことになるかもしれない。そう考えて、この動きを歓迎したいと思う。
気になる保湿成分は、こちらの記事によると、(グリセリンと)トリイソオクタン酸グリセリンです。聞いたこともないようなすんごいのを想像しましたが、化粧品などでも使用されている一般的な保湿成分でした。それもそうか。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1264933.html
消毒薬の保湿成分としてよく見かけるのは、同じく脂肪酸エステルのミリスチン酸イソプロピル(保湿)や、アラントイン(皮膚回復補助)などですので、消毒剤に使う成分としては、珍しいといえば珍しいかもしれません。こういうところに資生堂風味を感じる。
✩イソオクタン酸グリセリン
CAS No. 7360-38-5
(化粧品成分表示名称)トリエチルヘキサノイン
(医薬部外品表示名称)トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル
脂肪酸エステルの一種。
アルキル部分が枝分かれしていて嵩高く、天然油脂類よりも加水分解耐性に優れ酸敗しにくい性質があります。柔軟な皮膜形成能があり手指の保湿に適しています。
✩更に詳細はこちら。
https://cosmetic-ingredients.org/base/トリエチルヘキサノインの成分効果と毒性/
消毒液の最大の難点は、手が荒れることです。
そのあたりを克服した商品には大きなニーズがあるでしょう。
https://newspicks.com/news/4727692?ref=search&ref_q=LVMH&ref_t=top
資生堂も4月から医療関係者向けに生産、提供していたと知らなかった。手が荒れにくいとされる成分配合という点が資生堂らしいですね。期待します。
中長期的にはニーズがあると思いますし、手が荒れにくい消毒液っていうのがいいですね。
資生堂というブランドイメージは一定信頼感を得られるなと改めて思います。