新型コロナの治療薬 デキサメサゾン、レムデシビルなど 現時点でのエビデンス
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またもや忽那先生の記事。
新型コロナの薬剤に関して、綺麗にまとまっています。
【有効性あり?】
▶レムデシビル
現状では、ACTT1と呼ばれるランダム化比較試験(1000名以上)で3割の症状期間の短縮が示されています。
しかし、まだ決定的とはいえないですね。
先日のギリアド社の報告は、その他の『後ろ向きの』患者データを比較してレムデシビルによって62%も死亡率が低下したという話ですので、ちょっと無理があるのではということ。
▶デキサメタゾン
酸素吸入が必要ない軽症の新型コロナ患者には有効性は示されていませんが、酸素吸入が必要な中等症以上の患者での有効性があります。
【まだ不確定】
▶トシリズマブ
▶回復者血漿
▶シクレソニド
▶ナファモスタット、カモスタット
【有効性が示されなかった】
▶ファビピラビル(アビガン)
▶クロロキン/ヒドロキシクロロキン
▶カレトラ
アビガンを強く推すTV番組もありましたが、その手法は大きな問題があります。
最終的な有効性の是非を問題にしているわけではありません。
忽那先生もおっしゃっていますが、まだ臨床試験も終わっていない、有効性も危険性もわからない薬剤を喧伝するのが問題なのです。
ひとつひとつ検証を進めていく必要があるでしょう。ここです。
「今後も治療効果の検証が不十分な薬剤が取り上げられることはたびたびあると思われますが、メディアの方にはぜひ科学的な評価に基づいた報道をしていただきたいと思います。」まとまっていて参考何度なります
最後の一覧を見れば一目瞭然ですが、まだまだ治療薬は発展途上
それを理解して自ら予防すること、予防は感染防止に加え、もし感染した場合の周りへの影響の抑止