セブン&アイHD、通期純利益予想は45%減 年間配当は98.5円見込む
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注目のコメント
サクッと見る限り、悪くない内容だと思います。本来の稼ぎ頭である、国内コンビニ、海外コンビニ、金融の営業利益が85%強と思ったよりも悪くない。特に、移動制限によりガソリン販売の減少などもある中で、北米コンビニは健闘していると思っています。ヨーカドーのテナント売上が無くなっため、売上は減ったものの、スーパー特需によりセグメント利益は好調。
ただ、アメリカのガソリン供給量は2020年4月から激減しているから、北米コンビニは第二四半期から数値が悪くなるかもしれません。北米コンビニは、1-3月での数値取り込み。
https://www.eia.gov/dnav/pet/hist/LeafHandler.ashx?n=PET&s=MGFUPUS2&f=M
今回の純利益の大幅減は特損の影響が大きいですが、コロナウィルスによる特損が295億円と多額になっていることが印象的。
課題は、もともと課題だったそごう西武が、さらに課題になったこと。四半期で1400億円とあった売上が、650億円に。当然、赤字も構造的にかさみます。百貨店氷河期の中で、再生の見通しもつかずどうしたものだろうか。
また、利益率は低いものの赤字ではなかったデニーズの業績のコロナによる業績の低迷も課題。ただ、ファミレス自体は居酒屋と比べると密度の低い業態ですし、耐え忍べば戻る業態だとは素人的には思います。今度パンケーキでも食べに行こうかしら。
個人的には、コロナ前に一度買収候補に上がったアメリカのスピードウェイにもう一度交渉して欲しいところ。今なら買い叩けるかも??知りませんが。
https://www.7andi.com/ir/file/library/kh/pdf/2020_0709kh.pdfファミマ・ローソンと比較するとレジレンスを感じました。海外コンビニは1−3期のため新型コロナウイルスの影響は次の四半期にも残るのでしょうが、国内コンビニは3−5月期にあたり、コロナショックのもとで営業利益が前年同期比14%減にとどまったのが目に止まります。
とはいえ、全社ベースで減益は減益。IYやSSでは減損が大きく、ECの伸びもまだ低く、コンビニFCモデルの省人化・ローコスト化・UX改善という宿題もこれからだと思います。自粛期間における、大都市圏のオフィス、駅隣接型のCVSの売り上げ減がモロに響いた形でしょう。
ただ、これを期に日本の今までの消費形態の基本であった、毎日こまめに少量の消費財を実店舗で買うスタイルが変化する場合、利益減はまだ続く可能性はあります。
よく話題に上がるECだけでなく、生協も好調なのがその現れでは無いでしょうか?