都心の空室率、10年ぶり悪化幅 オフィス、4カ月連続上昇
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前月の対前月比0.08ポイント上昇と比べても高いですね。この記事では都心5区のオフィス全般で発表していますが、実はオフィスの規模で空室率の上昇率が大きく異なります。
東京Aグレードビル空室率、12ヵ月連続で1%を下回る
https://www.re-port.net/article/news/0000062524/
これは企業体力的に厳しいであろう中小企業向けやスタートアップ向け小規模オフィスの解約が続いていることを示唆しており、特に一番は渋谷区、ついで新宿区と港区の空室率が他と比べて上昇率が高い傾向にあります。
三鬼商事 オフィスマーケットデータ
https://www.e-miki.com/market/tokyo/
現時点で大手企業の入居するAグレードビルの空室率上昇にどこまで繋がるかは不透明ですが、これは明らかになるのは年が明けてからになりそう。今は新型コロナの影響でテレワークが主体。出勤が少なければ、座席数確保のための拡張はいらないし、むしろ狭くてコスパの良いオフィスへの移転もあると思う。
ただ、日本はジョブ型雇用ではなくメンバーシップ型雇用。今は仕事に影響が無くても、部署異動後はどうなのか…新しい事業部を作ったらどうなるのか…未来は未知数。
ある程度、チームビルディングのための出社はやむを得ないと思うけど、組織再編の時期だけオフィスを広くする(短期契約のサテライトオフィスとか)という動的な要素も必要なのかな…と思う。この流れはまだまだ続くでしょう。
耐えきれず不動産売却の流れも出てくるでしょうし、不動産価格にも影響を与えると思います。
そして落ち切った家賃の所で入ります。
多分ですがその時が来るのをジッと見ている人はかなりの数いると思います。
しかし、今までの不動産投資で今までの利回りを出す事は極めて厳しいのでオーナーさんに取っては頭を抱える事の方が多いかもしれませんね。