Amazonもハマった、「AIを使うとき」の落とし穴
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注目のコメント
AIを活用するに際した日本企業の課題は、データが活用できる状態にないことかと思っています。データは確かに社内に存在はしていますが、特定用途にしか用いられていない状態であり、AIに食べさせることができる状態にない。また、データを作る時点で、活用イメージがないため、活用をするに耐えられるデータになっていない等、活用から逆引きしたデータ作成やデータ格納を行っていかない限りは、AIを使って..というところまでたどり着かない印象です
【AI関連】
役所の諸手続きを見てると、行政こそ、AIの優先度高い気がする。いや、その前にそもそも電子化が先か。
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2019年6月に、内閣府の統合イノベーション戦略推進会議が「AI戦略2019」を発表した。これは日本政府がAI(人工知能)の領域で取るべき政策を提言したもので、AIの社会実装において優先すべき分野などを示している。ここで書かれている、機械学習=「教師あり学習」である。
正直いうと、教師あり学習には致命的な問題がある。それはまず、ビジネスや顧客に求められるのは、未来の予測とそれに基づく未来における正しい判断である。
しかし、この未来の予測や正しい判断のために使えるのは、過去のデータである。ここに原理的な問題が生まれる。過去のデータで未来を予測できるか。過去のデータを使って、未来に正しい判断が出来るか。
この問いの答は明らかである。ノーである。
したがって、AIの開発者は、いつも恐れている。顧客から「過去のデータを使って、未来の予測や判断が本当に正しくできるのですか」という素朴な疑問が来ることである。
この意味で、今のほぼすべてのAIは、この原理的で致命的な問題を抱えているとおもってよい。
これを越えることは、最も重要なデータ/AI活用の課題である。
実は、これは可能であるし、既に、そのようなAIの適用も進めている。
ただし、発想を相当変えなければいけない。これの概要については、以下に記載したので、興味ある人は読んでください。
https://comemo.nikkei.com/n/n45e31590f319