【1時間で分かる】P&G流マーケティングの教科書
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注目のコメント
ツイッタランドでバズっているnote。
内容ヤバイです。。何これめちゃ有難い。実践マーケティングの教科書。
以下、メモ。
▶︎ ターゲットペルソナ作るだけでは不十分。ターゲットの何のjobを行うかまで考えないといけない。
▶︎ 華やかなタスクであるコミュニケーションは、ブランドの差異や価値をより引き立て、顧客に知覚してもらう為の手段
▶︎ カスタマージャーニー(認知、訴求、調査、行動、推奨)は、各業界によって重みが異なる。
▶︎ ペイドメディア(認知、訴求向き)、オウンドメディア(訴求、調査向き)、アーンドメディア(≒他媒体に取り上げてもらうこと、行動、推奨向き)の3つを目的や顧客の変容したい行動に合わせて取捨選択。「(マーケティングとは)Jobの発見と解決に至る一連のプロセス」といった定義から、書いてある事に基本的に同意できる内容であり勉強になります。
ただ、私はマーケティングの専門家ではありませんが、冒頭のところで若干違和感を感じました。
ブランドは、著者が言う「もれなく顧客の"Job (片付けるべき仕事)"を解決」の積み重ねの結果で得られるもの、言い換えれば、ブランドはマーケティングの結果としての「顧客のJobの解決に対する信頼実績の積み上がり」であり、ブランドが解決するものではないと理解しています。
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私の理解では、マーケティングの本質は、
① 顧客に商品やサービスという「手段」を用いて、
② 顧客に 「便益」を提供する「約束」をする事
→本Noteの「顧客の"Job (片付けるべき仕事)"を解決」はここに相当するのでしょう
③ その為に顧客にその約束の内容を「伝達」すると同時に、
④ 顧客にその約束を受け入れてもらえるよう「信頼」関係を築く事
顧客がその商品やサービスを購入するのは、企業の約束を「受け入れた」という事。
このような活動により、顧客の“主観”に、新たな又は気付いていなかった価値観と納得感を植え付け、購買動機を生じさせる【一連の企業行動】だと認識しています。すなわち「経営戦略と表裏一体」であり、そのもの。
企業は「②顧客便益を提供する約束」を果たすために、①「手段」である商品やサービスの機能や品質を高めるし、広告をはじめとした“あらゆる方法”で顧客便益を提供する約束を「③伝達する」努力をする。それらのために、必要に応じて人事をいじったり組織も変えるかもしれません。
加えて、約束が「④信頼」できるものでなければ顧客に受け入れてもらえない。これは①~③の繰り返しによって積み上がる実績に伴うもの。これが巷で言う【ブランド】だと思います。(当初は第三者承認機関などを利用して効果の信頼性を上げたりすることもあるかもしれない)
②約束を破れば、2度と立ち上がれない場合もあるでしょう。
マーケティング論で語られる沢山の"横文字"は、これらの為のツールを語ってるに過ぎないと思っています。(特に③の手段について語られることが多い)