今さら聞けない、部下への「ホウレンソウ」の求め方
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この上司には「報連相」をしても意味がない(=なんのメリットもない)と思われないことも大切です。アドバイスも得られない、サポートもない、そもそも話をちゃんと聞いているのか、報告内容をわかっているのかも定かでない上司に、時間を割きたくないのは部下にとってみれば無理もないことです。ましてや責任を転嫁したり、よくわかってもいないのに適当なアイディアを押し付けてくるような上司に、いちいち報告してかき回されたくないという場合もあるかもしれません。
報連相はビジネスマナーの基本ではありますが、部下に報連相の徹底を求めるのであれば、上司自身の姿勢や気構え・準備も同じくらい重要だと思います。”話しを聞けるタイミングを伝える”や”メモで報告させる””といったテクニックを紹介されていて、それは大事な事だと思いますが、そもそも部下が上司へのほうれんそうを怠る理由は、部下は上司と距離を置きたいと思うからではないでしょうか。
上司と部下は仕事に対する目線が違います。部下は深く狭い目線を持ち、上司は浅く広い目線を持ちます。両方とも大切な目線なのは間違いないです。上司は部下に対してより広い目線での助言をするべき存在で、深さには言及してはいけない。深さに関しては部下の目線を尊重するべきだと思います。ただ、担当者意識が抜けていない上司は広い目線での助言をせずに深い目線での助言をしたがる。その様な助言は担当者からするとセンスの悪い大きなお世話なので、上司と付き合うのが面倒になり距離を置き始め、ほうれんそうが無くなっていくという流れが多いと思います。マネジメントする側が『報告連絡相談』を待つという『受け身』であることが本当に正しいのか?と。
日本でマネージャーが育たない原因は、このホウレンソウという『部下から率先して上司に話すべき』という根底にある意識をマネージャー層が持ってしまったが故である気がしてならない。
その結果、マネジメントスキルがないマネージャー(管理職)が沢山生まれた。
適切なマネジメントとは、必要な情報は取りに行った上でヒトモノカネの配分が現状のままで良いのか、それとも配分割合を変えるべきなのかを常に考えることです。
常に考えるということは、常に最新の情報を取るべきであり、つまりはマネージャーは受け身ではダメなんですよ。
それが分からないヒトは、マネージャーをやめた方が良い。