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男性の育児・家事を参加を求めるのであれば、敷居を上げすぎないで

どうも、えんどうです。

妻さんと3名の子どもと暮らしています。最近は例のウィルス騒動もあり、子どもたちを連れて何処かへ出かけるのを抑え気味にしていたのですが、少しだけ羽目を伸ばし始めました。

車に家族全員で乗車し、日帰りの遠出をして気晴らしに出かける程度なのですが、それをするだけでも彼らにとっての思い出が積み重なることを嬉しく思うものの「覚えていないだろう」とも覚悟しているので、妻さんと共にカメラアプリを使用し、瞬間を切り取ることに躍起になってます。

長男くんはすでに6歳ですから、共に出かけてくれることなんて数えたら何回、といったところかと思うと寂しくもありますが、回数に限りがあるからこそボクの中で価値が高くなっているのだろうとも思う次第です。

常々、子どもとの時間は「とても贅沢な嗜好」だとも考えていて、それを妻さんに投げかけたら「そうだな、うん」と返ってきたので、恐らくそうなのだろうと確信的に思っているところです。はい、すいません。

家族全員が休みだったら車を駆り出して意気揚々と出かけるわけですが、その際には妻さんと話す時間にもなります。その中で子どもたちのことや自分たちの仕事のことなどをツラツラとどちらからともなく話をし始め、気づいたら到着しました、みたいなことだって起こります。

その中で、過去に「男性の育児参加」みたいな話をしたことがあったので、今回はそれを踏まえて雑談してみようと思います。

男性の育児参画に対しての数値を調べてみると、日本労働組合総連合会や、内閣府男女共同参画局が出している資料にすんなりとたどり着きます。(以下は日本労働組合連合会が2019年09月に調査したもの)

特に日本労働組合連合会から出ている資料内に記載されている結果の中で以下のような記載があります。

「仕事と育児の両立が理想」は62.7%も、「実際に両立できている」は30.4%にとどまる

これって、読む人によって多いとか少ないって変わるかな、と思うのですが、何を基準にしてみるのかによって性質が変わってきてしまうよね、とは思います。

この調査って1日の時間の中で睡眠以外の時間を切り分けていったときに「仕事」と「家事」「育児」に対する割合ってどのぐらいで、それを週にした時の時間はこうでした!って内容なので、時間を中心にして見ていくことになります。それがいい・悪いと言っているのではなく、「そうだよね」と確認しているのだと思ってください。

ただ、「時間を中心に」みていくにしても、みる対象が父親の家事・育児に参加する実態調査、とついてはいるものの、パートナーが専業主婦なのか共働きなのかによって性質が変わってきます。

それを前提にして付き合ってください。

世の中の男性諸氏が「週に40時間から60時間未満」も労働時間として費やしており、その割合が84%もあることに驚いてしまいました。これって純粋な労働時間って捉えていいんですかね?移動時間も含む?いずれにしても、週に40時間は8時間×5日間だから通常通りだとして、60時間だと1日に4時間ほど残業している形になります。ここからはちょっと仮の計算を重ねます。

もし、仮にここに通勤時間が含めれていないのだとしたら、ここに通勤時間を加算しなければなりません。東京に勤務先がある人の場合、(調査結果によって変動があるものの、おおよそ)片道60分とでていたので、仮にこれを当ててみます。往復で120分(2時間)です。

労働時間が50時間だとして、そこに通勤時間が2時間/日で加算されたとしたら、それだけで60時間。この「労働時間」って項目は昼休憩が入っていない「実労働時間」だとすると、ここに1時間/日追加すると65時間となります。

1週間で50時間の労働時間で働いてる人は、1日13時ほど家事や育児に関われない時間があることを意味します。睡眠時間が仮に8時間だとしたら、残りは3時間。その中で家事や育児を行うことを求められますね。

これらの数値はコロナショック以前に調査されたものですが、テレワークやリモートワークの普及率が全国で35.5%、首都圏で52.2%となったそうで、まだまだ多くできそうですが、これを加味すると上記の数値も変わってくるように思います。

夫婦で共働きなのであれば、二人揃って上記のような時間、ということにはならないでしょうが、お互いに「時間がない」ことはいうまでもありません。我が家もボクの稼ぎだけで家族を支えられるようなものではないので、妻さんと共働きのため、時間がないことはよく理解しているつもりです。

その中で、家事や育児を行うことに抵抗もなければ、何の心理的な障壁も存在しないのですが、Twitterなんかだと「容易ではない」「簡単なわけない」と敷居を上げたがる人たちを観測することも少なくありません。

言いたいことはわかります。

子どもとの生活は常に時間がない中での消耗戦的な側面が多分にありますから、大人の数は多ければ多いほどに負担は軽減できますし、命を守ることを前提とした場合には、小さな子どもは目が離せませんから気を使いまくらなければなりません。だけど、あまりにも敷居を上げすぎると「参加したい」と思えなくなります。

男性に家事や育児に参加してもらいたいと思うのであれば、その気持ちを挫かないことって大事かな、と思うのです。わかります!すでに挫かれてばかりの日々を送られていることは多分に理解しております。理解しているのですが「できない人間」に対して「大変さ」をアピールしたところで響きません。

さらに「やったこと」に対して「批判」をぶつけられようものなら投げ出したくなりますし、その後もやりたいと思えなくなります。

そうなると、人手が欲しいのに離れていってしまう可能性が高まるじゃないですか。それって本望ではありませんよね、きっと。

朝ごはんやお弁当なんかも冷凍食品ではなく手作りで......って気持ちはわかりますけど、実際的にそれをやるだけの時間と労力を割けるだけの余裕があるのかどうか。それをしたところで満足しているのは自分ではないのか、なんてことを考えて、「やらなくていいこと」を二人で確認し合いながら、できるだけ生活を容易にしていく方向で動いていったほうがいいのではないでしょうか。

と、いうわけで、これから洗濯物を片付けたいと思います。

それでは、また。

https://twitter.com/ryosuke_end


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