40代の平均貯金額はいくら？老後まで間に合う？

コメント

注目のコメント

• 秋田 夏実

  みずほFG 執行役、東京大学(駒場) 運営諮問会議委員、日本学術振興会 男女共同参画推進アドバイザー

  ・2020年07月06日

  家計貯蓄率の国際比較では、日本は2.3%、仏13.8%、独9.9%、米6.7%(金融広報中央委員会)と、主要国では日本は断トツの低水準です。かつては日本も11%以上だったのですが。
  
  高齢者の増加に伴い、資産を取り崩す層が増えていることを考えれば、日本全体で見ると貯蓄率が減少しているのも当然ですが、所得自体の伸び悩みや社会保障負担の増加も日本の低貯蓄率に影響しているのだろうと思います。
  
  ちなみに家計の金融資産に占める現預金比率は、日本は53%、ユーロエリア34%、米13%。一方で株式と投信の比率は、日本は14%、ユーロエリア28%、米46%です。きちんと学んでリスクも理解した上で、将来への備えとして、株式投資などの資産運用も選択肢に含めるべきでしょう。
• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2020年07月05日

  「25年間で1,000万円貯めようとすると月々約3万3,000円、ところが、年平均利回り3％で運用しながら貯めていくと、元金は約480万円、つまり月々約1万6,000円でいいということになる」
  世界中の中央銀行が極端な金融緩和で金利を人為的にゼロパーセント近傍に抑え込み、余った投機資金が不動産価格を上げて不動産投資の利回りも今後はさして期待できそうにありません。中長期的に利回りをもたらしてくれそうなのは株式くらいですが、そんな思惑で買われた株価は既に経済実態を超えて上がっています。これではiDeCoやNISAもメリットが活かせない・・・　結局のところ、月々3万3,000ずつ頑張って蓄えるのが一番かもしれません。中年世帯の庶民には厳しい時代になったもんですね　(*_*;
• 篠田 尚子

  楽天証券資産づくり研究所 ファンドアナリスト　CFP®　1級FP技能士

  ・2020年07月06日

  本文中に中央値の記載があるのに、タイトルが「平均」になってしまっているのが残念。貯蓄額はデータのばらつきが大きくなりやすいので、「平均」に惑わされてはいけません。
  
  40歳なら貯蓄の目安は年収の2倍程度。フィデリティ退職・投資教育研究所の調査が大変参考になります。
  https://invest-navi.fidelity.co.jp/articles/columns/jq085lsq