なぜテスラは世界一になった? トヨタを凌ぐ時価総額 そのカラクリとは
コメント
注目のコメント
コメントを求められたので書きますが、タイトルと中身が合っていないと感じました。そもそもカラクリというべきものがあるのかわかりませんが、しいてあるとすればそれはESGブームでしょうが、それは言及されていません。昨年一年でESG系ファンドの売れ行きが4倍に膨れがり、逆に既存OEMはダイベストメント、売りの対象になっている事が最も大きな原因です。
またこの下記部分は事実に反すると思います。
詳細分析は省きますが、事実として期間損益が黒字なのに、売れば売るほど赤字、というのはあたらないでしょう。
投資家から資金を得ることが目的、についてはちょっと意味がわかりません。
ーー実態は売れば売るほど赤字ともいわれています。これまでの自動車メーカーのビジネス構造であれば、クルマを販売して利益が出ないのでは企業として問題があるといわざるを得ません。
ただし、テスラの場合は、投資家から資金を得ることが目的なので、極端にいえばクルマを売って一般消費者から目先の利益をとる必要がありません。恐らく蛯原プロが正解だと思います。
車としての魅力やイーロンマスクのカリスマや将来に対する期待という側面も当然あるでしょうが、それだけではこの株価は説明ができません。
このクラスの大型株になれば評価を決めるのは大口機関投資家の動きであり、テスラの場合は間違いなくESGファンドです。
最近のESG投資の拡大ぶりはともかく凄まじいもので、昨年度でその規模は30兆ドルを超えていると推定されています。
テスラはどのESGフィンドにも組み込まれている銘柄で、いわば象徴的な扱いになっている故の評価であると考えるのが最も納得のいく説明です。環境性能の高さは当然なのですが、マーケティングにお金を使わない、他社製部品を積極的に採用して開発と生産のコストを抑える、ドライバーの電欠不安を取り除くための独自のインフラ整備。
一方でスタイリッシュな外観、電費の良さに加えモーター走行の加速の良さを体感できる味付けなどなど、数々のオンリーワンを備えています。
日本全体で充電インフラを増やすというやり方では広く薄くになってしまい、ピュア電気自動車のヘビーユーザーのニーズを必ずしも満たせません。まずは東名大のヘビーユーザーを育て、そのニーズに的確に応えていくのは理に叶うやり方ですね。