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「リニア工事認められぬ」 静岡県がJR東海に正式回答

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    国際環境経済研究所 理事・主席研究員

    これはどうなんでしょうね。静岡県のウェブサイトにある「これまでの経緯」の最後には、http://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-020.html
    >未だ検討が不十分である47項目を「引き続き対話を要する事項」として取りまとめ、9月30日にJR東海に送付いたしました。
    今後は、「引き続き対話を要する事項」について、県民の皆様の不安が払拭されるよう、専門部会において、JR東海との対話を進めてまいります。

    とあります。
    地方自治体の行政手続きとして、いつ結論を出すのか、「県民の皆さまの不安の払しょく」は例えば県民のうちどれだけが賛同すれば払しょくされたとするのか(100%なんていうのはあり得ないでしょうから、一定程度の割合になるでしょうが、それをどう測り、判断基準は何%か)といったような、許可に向けたプロセスも示さないと、結局知事の判断ということになってしまいますよね。
    地方行政あるあるであり、原子力の稼働に関する合意も同様なんですが。

    ネットを見ていても、静岡県の姿勢に対して批判の声が多くあるのは行政手続きとしてプロセスが見えづらく、ゴネているという印象になっているように思います。
    確かに、南海トラフで東海道などの基幹交通インフラがやられたときに「リニアがあれば・・・」ということになる可能性もあり得るでしょうし、莫大な費用を投じて国家的なプロジェクトとして進めているものがとん挫するダメージもいろいろあるわけです。「だから地元は我慢しろ」では絶対にありませんが、行政なのですからプロセスの透明性は示していただければと思います


  • エネルギー

    NP民はキャピタリストが多いので静岡県知事を批判するきらいがありますが、東名阪を結ぶことによる経済効果の名の下で、一部地域の不利益を蔑ろにすることが許容される時代ではありません。河川水量は水道取水や農業振興等の生活用水に係る基盤的な資源ですので、民間の開発により影響が及ぼされることが予想される場合、行政として事業者に徹底した対策を求めることは不自然ではなく、当然の義務です。
    他方で、竹内さんのコメントのように、許認可は行政処分ですので、どういう基準であればトンネル工事の許認可が成されるのか、行政裁量があると言っても、行政手続の基準やプロセスを明示する必要性があることは事実です。そして、その基準をクリアできる実効性のある対策案を東海側が提示するのであれば、静岡県側は直ちに許可を出すべきだと思います。

    一方で話が逸れますが、静岡県は工事による大井川の水量減少を回避しろと言っているのであり、そもそも建設に反対しているわけではありません。ですので最初から反対しろという意見は筋違いです。

    また個人的な話ですが、私の父方の実家は大井川のそばにあり、祖父は大井川の側を下流から上流へ走る、大井川鉄道の取締役でした。そのため小さい頃から大井川とは縁があるのですが、祖父に連れられて歩いた土手から大井川を見て、幼いながら「水が少ないなぁ」とよく思ったものです。
    東海道新幹線で大井川を越えられる方は見たことある方もいるかもしれませんが、大井川は現在でも、河川の幅と河川敷の広さに比して、実際に水が流れている部分が著しく狭いんですよね。そんな大井川も、江戸時代には「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謳われるほど水量を誇り、大井川の両岸にある島田宿と金谷宿は、東海道の宿場町として栄えました。松尾芭蕉が大井川の激しい流れを見て「さみだれの そらふきおとせ おおいがわ」と詠んだほどの水量を誇った暴れ川に、今や往時の姿はありません。
    さらに、現在の多いとは言えない流量でも、上流の水資源の利用等により一度ほとんど枯れてしまった川を戻そうと奮闘とした、住民と行政の手による回復の結果なんですよね。

    外野が意見するのは自由ですが、地域の歴史や事情を知らず、そもそも大井川を見たこともないのに、静岡県知事がゴネているだけと無理解に批判するのは、やめていただきたいと思ってしまいます。


  • 国内航空会社 気象予報士

    本件、専門家ではありませんが、本質は双方のコミュニケーションの問題に帰着すると思われます。
    現在の土木技術をもってしても、絶対はありませんし、そうであれば、何かあったときに何をどのように補償するのかという対策とのセットでなければ地元は首を縦には振らないでしょう。
    地元の感情を端的に示したものとしては以下静岡新聞のサイトが参考になります。
    https://www.at-s.com/news/special/oigawa.html

    トンネルと水の関係については、日本では丹那トンネルがまず代表例として挙げられます。熱海と三島をつなぐトンネルですが、工事の際に大量出水がありつつもなんとか完成しました。ところが、真上にあった丹那盆地の地下水が抜ける結果になってしまい、水田が維持できず、やむなく酪農に転換したという歴史があります。丹那盆地には南北に断層が走っており、断層とはすなわち破砕帯であり透水するために一般に水を多く含んでいます。断層をまたぐのかそうでないのかというのは土木工事にあたっては重視すべき点です。
    映画「黒部の太陽」でも破砕帯による出水が表現されておりご存知の方もいらっしゃると思います。黒部のトンネルは真上に特に河川などがないにも関わらずあの出水ぶりでしたから、今回も普通に工事すると凄まじい出水があるものと懸念されます。土木技術の進化がこれにどの程度抗えるのかはやってみなければ分からないのが本音でしょう。

    いっぽうで、JR東海は南アルプスを貫通するという中ではおおむね現実的と言ってよいルートを選んでいるようにも思います。地下に火山性の水脈がありそうな、山梨県や長野県側の温泉地や、破砕帯により多くの水がありそうなダムの周辺は回避できるようなルートにしています。南アルプスを貫通するという前提の上では、分かりやすいリスクについてはきちんと回避しているとみなせます。

    お互いがきちんと腹を割って話をし、また理解しあおうという姿勢がないことが一番の問題点ではないかと思われます。


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