【秋田夏実】世界のルールで仕事をするための「主張する力」
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“相手の気持ちを理解するために、自身を相手と同じ環境に置いてみること”がとても大切なことに感じました。
私は、”人間は共感されると安心したり、嬉しいと感じる生き物”だと考えています。実際私も、悩みを相談した時に共感してもらえると、”自分だけじゃなくて、同じ悩みを持つ人が他にもいるんだ”とホッとして、また頑張ろうと思う時があります。
ただ、周りを見ていると、相手に安心してほしいという気持ちが先行するせいか、共感すること=良いことだと捉えている人が多いようにも感じます。その結果、”この人は本当に私の気持ちを分かってくれているのかな?”と不安を感じる時もあるのではないでしょうか。
ただ“体験を基にしたリアル感のある話”を聞くと、経験的に聞く側も納得感がありますし、距離感も縮まる印象も感じます。
ある体験が自身の発する言葉に力を持たせ、それが結果的に主張する力を育てることになるのかなと、本記事を読んで思いました。あらゆる場面でも言われるように、経験は大切ですね。
注目のコメント
後半に空手の話が出てきます。子どもたちと私が習っているのは松濤館流で、極真などのフルコンタクト空手とは違いますが、気を抜くと怪我をしてしまいますし、週2回、1回2時間の練習はかなりハードです。それでも続けていてよかったですし、体力の続く限り続けたいと思っています。
記事にある通り、子育てのために始めた空手ではありますが、副次的な効果も色々とありました。まず、声が以前よりも通るようになりました。「押忍!」と気合を入れるときは丹田に力を入れて発声しますので、空手を始めてから、日常的にも発声方法が少し変わったように思います。それと昇級試験のときなどは、仕事とは全く異なる緊張状態を経験しますので、度胸もつきます。結果的に仕事にも役立っていると感じています。
大変なこともありますが、総合的にみると良いこと尽くめです。空手に限りませんが、大人になってからでも、武道を始めるのに遅すぎるということはありません。お子さんを道場に送り迎えしているお父さん・お母さんを多く見かけますが、送迎だけでなく是非ご自身も始めてみて欲しいですね。日本では、自分の意見を伝えられる人・自分の考えで行動できる人を嫌煙しがちです。
自分の意見を伝えられる人=自己中心的な人、という認識が強いからではないかと思います。
でも、欧米の方は、相手の背景を踏まえつつ、自分の主張の背景と意見を伝え、その上で相手がどう思うかを丁寧に確認される方が多いと思います。
最近は、日本も以前ほどハイコンテクストではなくなってきていると思います。
自分の主張を伝えるときは、自己中心的ではなく、周りへの配慮も忘れずに意見を述べることを意識すれば、ここちよい「主張する力」が根付いていくのではないかと思います。アドビのマーケティング本部バイスプレジデント、秋田夏実氏の連載第5回です。
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世界に2万2千人以上の社員を抱えるアドビ(Adobe)で、アジア人女性初のバイスプレジデントを務める秋田夏実さん。
日本のマーケティングと広報を統括し、100人以上のチームメンバーを抱え、3人の子どもの母でもある彼女は、多忙さを微塵も見せないヒマワリのような笑顔とあふれるエネルギーで会う人を魅了する。
三菱銀行、シティバンク、マスターカード、HSBCなど日系、外資系の名だたる企業で活躍し、どこでも共に働く人たちのエンゲージメントを高めていくその手腕と理由はどこにあるのか。
マーケターとしての鋭い目と高いアンテナは、NewsPicksプロピッカーとしても注目を集めている。そんな秋田さんのモチベーションの原点やリーダー論を聞いた。(全7回)
■第1回 アジア人女性初、アドビVPのリーダー論
■第2回 社員のエンゲージメントを高める「3つの秘訣」
■第3回 メンターへの相談「上手な進め方」と「失礼なこと」
■第4回 「時間帯x見える化」で快適・効率的な生活
■第5回 世界のルールで仕事をするための「主張する力」
■第6回 マーケティングの基本を小学生時代に学んだ
■第7回 今日が最期の日でも後悔のないように生きよう