【秋田夏実】「時間帯x見える化」で快適・効率的な生活
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今回は、仕事と家庭の両立の話が中心です。「見える化」、「朝時間の活用」そして、ある程度の「ルーティーン」は仕事にも家庭にも役に立っているかなと思い、その辺りを具体的なエピソードを交えながらお話しさせていただきました。
以前は、日々怒涛の如く押し寄せる「やらなければならないこと」に溺れそうになっていましたが、記事にあるような習慣の積み重ねによって、心や身体に多少の余裕が生まれました。余裕が生まれると、周りを思いやることができるようになり、自分のおかれた状況を俯瞰して見ることもできるようになり、周囲との調和も取りやすくなったと感じています。
ちょっと脱線しますが、今日もこぼれ話をひとつ。
子どもが今よりも小さい時は本当に色々ありました。それも夫が出張中でワンオペのときなどに限って、ハプニングがよく起こりました。例えば早朝から米国とのウェブ会議でプレゼンをしなければならなかったときに、その直前に子供が「おねしょしちゃったー」と泣いて起きてきました。着替えさせてもう一度ベッドで寝かしつけ、お風呂場でシーツやパジャマの洗濯をしながら、こちらの映像を消して会議に臨んだこともあります。汚れ物を手洗いしつつ、お風呂の蓋の上にノートパソコンをおいてプレゼンをしながら「お風呂場だから声が反響していて、きっとみんな何か変だと思っているよね。洗濯しながら英語でプレゼンしている光景、なんだか笑える。映像つけたらみんなびっくりするかな。」と考えてクスっと笑ったりもしました。
物事の見方をちょっとだけ変えて、テンパらないクセをつけると、ストレスも大分減ると思います。
脱線ついでにもうひとつ。スケジュールの「見える化」を徹底しようと思ったのは長男が小学校低学年のときの失敗からです。個人面談の日にちをうっかり勘違いしていて、担任の先生をお待たせしてしまったことがありました。携帯にお電話をいただいたものの、重要な会議中だったので呼出音を切っていたため着信に気づかず、さらに会議が紛糾していたこともあって、その間に一度も着信をチェックすることもありませんでした。。。
この一件は本当に深く反省しました。以降、予定を「見える化」する習慣をつけるように努めてきました。失敗から何を学ぶか、失敗を繰り返さないために何をどう変えようとするか、が大切なのだと思います。アドビのマーケティング本部バイスプレジデント、秋田夏実氏の連載第4回です。
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世界に2万2千人以上の社員を抱えるアドビ(Adobe)で、アジア人女性初のバイスプレジデントを務める秋田夏実さん。
日本のマーケティングと広報を統括し、100人以上のチームメンバーを抱え、3人の子どもの母でもある彼女は、多忙さを微塵も見せないヒマワリのような笑顔とあふれるエネルギーで会う人を魅了する。
三菱銀行、シティバンク、マスターカード、HSBCなど日系、外資系の名だたる企業で活躍し、どこでも共に働く人たちのエンゲージメントを高めていくその手腕と理由はどこにあるのか。
マーケターとしての鋭い目と高いアンテナは、NewsPicksプロピッカーとしても注目を集めている。そんな秋田さんのモチベーションの原点やリーダー論を聞いた。(全7回)
■第1回 アジア人女性初、アドビVPのリーダー論
■第2回 社員のエンゲージメントを高める「3つの秘訣」
■第3回 メンターへの相談「上手な進め方」と「失礼なこと」
■第4回 「時間帯x見える化」で快適・効率的な生活
■第5回 世界のルールで仕事をするための「主張する力」
■第6回 マーケティングの基本を小学生時代に学んだ
■第7回 今日が最期の日でも後悔のないように生きようインプットだけでなく、アウトプットをすることは、手前味噌で恐縮だが本当にNPは向いていると思う。
元々投資家だったころは、調査をしたり、また日々のニュース見ながら、それを投資仮説やモデルにつなげていた。でもユーザベースに移ってから(当時はNPがなかった)、しばらくニュースは「見るだけのもの」になっていた。
でもアウトプットがないと思考時間が圧倒的に減る。アウトプットする過程で、他のことも調べるし、また読むより書く・打つ・喋る方が時間がかかるから、一つの事象について考える時間が一気に増える。増えるから時間が無くなる側面もあるが、一方で長期ではそれが蓄積になっていて、読んでいるだけより時間効率は少なくとも自分には良い。
あと、ここまでしっかりやれていないが、カレンダー使ったり、Slackで「今日何やる」「今日何やった」の振り返りは重要だなぁと思う。しばらくそれをサボっていたら、気づいたら無為に時間を最近過ごしていて1週間でできたこと考えると減っていて愕然とした(決してサボっていたつもりもなく、一日一日でいうと忙しかったりしたのだが)。
自分ができる強度でこういうサイクルを作ることは重要だなぁと感じている。