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第5回は環境の話です。「自分は環境なんて関係なく成長できる」という方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの人にとって、どんな環境に身を置くかというのは想像以上に自分の考え方、価値観に影響すると思います。よくベンチャーでは「自分より優秀な人を雇え」と言いますよね。人数が少ないうちは「入ってくる人=環境」になるので、なるべくいい人を取らなければなりません。逆に、人数が少ないうちに変な人が1人でも入ると環境が悪くなってしまい、うまくいかなくなります。

私も迷いながら、多くの環境に身を置いて、歯車が噛み合った瞬間もありますし、逆に言うと、噛み合わず空回りをしていたことの方が多いです。そのときは多くの悩みが頭をよぎります。自分の努力の仕方が間違っているのか、どう工夫をすればいいのか。もちろん、全力は尽くしますが、全てのことを完璧にこなすというのはありえない話なので、正直に自分の不得意なところ(それが評価者との相性が悪いことが原因でなければ)は認めます。極端に言うと「生きてるだけで丸儲け」といいますか、ポジティブな方向にもっていくしかありません。

文中にも「ジョハリの窓」が出てきますが、いろいろなことを試していると、思った以上に成果が出るときがあります。それをポートフォリオのごとく複数持って、徐々に伸ばしていくしかないのだと思います。その自分では気づかない長所を発見するためにも、いろいろなことを試して打席に多く立たなければなりません。特に若手のうちは、多くの新しいことにチャレンジできる機会を自ら探して挑戦してみてください。どんなプロでも最初は初心者から入るので。
DNX Venturesのインダストリー パートナー、山本康正氏の連載第5回です。
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京大、東大、ハーバード、三菱東京UFJ銀行、ニューヨーク、グーグル、シリコンバレー、ベンチャーキャピタル……。DNX Venturesのインダストリー パートナー、山本康正氏の略歴には多様なキーワードが並ぶ。

しかし、その軌跡に目を凝らすと、単なるエリートとは違う「意志」が透けて見えるはずだ。その意志とは、「理系と文系」「民間と政府」「日本とシリコンバレー」など異なる分野の架け橋になりたい、というもの。異なる分野をつなぐには、広く、かつ深い知識を学ばねばならない。

キャリアを進めるたびに未知の世界へ飛び込んでいく山本氏の軌跡を追いつつ、働くうえで大事にしている「仕事の哲学」を聞いた。(全7回)

■第1回 最新テクノロジーの知識がなければもう成長できない
■第2回 何をするにも「お金」の勉強をしないと話にならない
■第3回 先を読み、「10年後」を考えて動く
■第4回 いい情報はオープンではない。自分から取りに行け
■第5回 人間は環境の動物。自分が伸びる場所に身を置こう
■第6回 シリコンバレーのVCは日本企業をどう見ているか
■第7回 これから勉強すべき「4つの知識」
ご著書『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』は、「AI、5G、クラウド」など、これからの時代を引っ張るキーワードをザッと理解するための良書として、出口治明さんが推薦されていました。
https://mi-mollet.com/articles/-/23613
この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。