【内幕】広告ボイコットでも、FBがトランプを「庇う」理由
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一連の問題は、フェイスブックから若者と左派が去り、年寄と右派のユーザーが牛耳るようになっている、という点もあると思います。リベラル系の若者はいまどきフェイスブックを使わない。ザッカーバーグは、トランプではなく、右派年寄ユーザーにおもねっているのでは、というのが私の意見。(右派ユーザーの比率が増えているという報道を見たことがあります)
日本のテレビが年寄り向け番組ばかりになっているのと同じく、フェイスブックもユーザーの傾向に引っ張られているということです。どちらが鶏か卵か、つまり「フェイスブックとザッカーバーグのやり方のせいでそうなったのか、その逆か」は議論の余地ありです。
ただ、トランプとのディナーとか密約とかは、枝葉の問題のような気がします。この点に関して、トランプがそんなに影響力があるとは思えません。個人的な感想ですが。米国で事業展開する企業にとって、フェイスブックに広告を掲載しないという声明を出すかどうかが、あたかも踏み絵のようになっています。フェイスブックはヘイトスピーチの温床である、したがって、フェイスブックに広告料を支払う企業は、黒人の地位と権利の問題(BLM)において、差別と迫害の側に立っている、というわけです。
主要な黒人団体も、企業に対してフェイスブックをボイコットするように求めています。
すでにフェイスブックへのボイコットを表明した「主なボイコット企業と広告金額はスターバックス(9490万ドル)、ユニリーバ(4240万ドル)、ハーシーズ(3650万ドル)、ベライゾン(2290万ドル)、米国ホンダ600万ドル、ビームス・サントリー(60万ドル)など」とのことです。
「フェイスブックへの広告出稿金額は昨年、700億ドルに達しており、ボイコットの総額はまだ数億ドル程度だが、ボイコット以降にFBの株価は8%以上も下げ、時価総額は2日間で600億ドルも減った。」
フェイスブックへの広告ボイコットはなぜ起きたのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/19f717065557a44bd15369e0ae95cbb5ebcbc647
これらの企業はごく一部で、すでにファイザーやコカ・コーラも表明したし、ホンダやフォルクスワーゲンのような外国企業であってもこの踏み絵からは逃れられません。
「ヘイトスピーチの温床」ということであれば、ツイッターやインスタグラムもそれほど変わらないはずです。実際、インスタグラムでの広告ボイコットを求める動きもあり、すでにボイコットを表明した企業もあります。しかし、明らかにフェイスブックへの風当たりは際立って激しく、主な標的になっており、この記事ではその理由を、ザッカーバーグのトランプ大統領との関係で説明しようとしています。ザッカーバーグとトランプで会食が行われた事から書き始めている記事だが終始、憶測と意見の息を出ていない記事で【内幕】とある割にはやや肩透かしだった。
FBがトランプを庇う理由、とタイトルにある答えは相互依存だから、という事、正直あまり説得力を感じなかった。確かにFBはこの難局を乗り切らねばならずそれには謀略めいた事もなくはないのかもしれない。
しかしトランプが再選しないかもしれないし、したとて4年後もその8年後もある。オーナー経営者のザッカーバーグは十年、百年の計で経営しているはずで、またトランプであろうがなかろうが、この分断しきった、すさみきったアメリカは常態化した事は経営の前提条件に置いているのではなかろうか。