新型コロナの次に起こる「コロナごみ」のパンデミック、使い捨てマスクが海に大量流出する懸念増大
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マスクは不織布、つまり樹脂製のものが多いです。プラスチックであるからには、ポイ捨てされると海洋プラスチック問題やマイクロプラスチック問題に直結します。
新型コロナウイルスの影響で人々の活動が停滞したことにより、一時期は海の透明度が戻ったとされる地域でも、イルカ等のマスクの誤食と死亡が相次いでいるなど、既に海洋汚染と海洋生物への直接的な影響が観測されているのは悲しい限りです。
マスクは感染リスクがありますので取り扱いに気を付ける必要があり、素材としてのリサイクルも現状難しいため、デポジット制による回収や回収キャンペーンを行うといったことは現実的ではありません。結局は個人が責任意識を強くもつか、規制的手法を取るかとなってしまいます。
日本でポイ捨て罰金制度を浸透させる、監視員を増やすという方法は、現状すぐには考えられませんので、まずは一人一人が責任意識を強くもつということが、結局は最大効果が見込める対応策となります。
ポイ捨て文化のある国は猶更、早急な対応が求められます。使い捨てマスクや除菌ボトルなどが海に流出する「コロナごみ」は徐々にその量を増やし環境問題を悪化させています。もちろん、我々の身を守るためにマスクや除菌ボトルは必要ですが、その後処理をおろそかにすることで環境を悪化させるのはまさに本末転倒ですね。