ロシアのプーチン氏長期続投に道 憲法改正投票、賛成78%
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これでプーチン政権が2036年まで継続することが可能となりました。2036年にはプーチン氏は83歳ですから、事実上の終身制と言ってよいでしょう。他方、選挙キャンペーンやプーチン大統領の演説では「生活」や「教育」が強調され、任期の問題にはほとんど言及がありませんでした。
ただ、プーチン大統領は2024年以降も続投するかどうかは依然として曖昧なままにしています。憲法修正についての国民投票の中で、
・大統領職の任期制限の撤廃
ばかり注目されていますが、この国民投票は、憲法の14項目の改正についてまとめて賛否を問うたものです。14項目の中には、
・ロシアの国内法は国際法に優先する
・下院は首相、副首相、財務省の人事を承認する
・結婚とは男性と女性の間でのみ成立する
・ロシア語の公用語化
等々、かなり重要な規定があります。
国際法よりも国内法を優先する、というのは、場合によっては先進国でも、それほどめずらしいことではありません。結局のところ、国際法といってもいろいろあり、戦時国際法のように、極めて遵守が要求されるものからそれほどでもない国際法もあります。極めて重要な国際法をも無視するようであれば、ルールを守らない国と見なされます。これでプーチンは2036年83歳まで継続できる。事実上の終身皇帝へ。習近平、プーチン二人の独裁者と民主主義国家はどう向き合っていくか。民主主義のメリットはハッキリしてて、トランプみたいなどうしようもないリーダーが誕生しても選挙で落とせる。独裁主義ではそれができない