国家安全維持法施行の香港、返還23周年迎える 当局は治安対策

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注目のコメント

• 小原 凡司

  笹川平和財団 上席研究員

  ・2020年07月01日

  香港国家安全維持法は、成立から間を置かず施行されました。中国共産党は、香港抑え込みの態勢をすでに整えているということでしょう。中国共産党は、今年中に、中国国内外に対して、香港は完全に中国共産党の掌握下にあることを示したいと考えていると思われます。今後、大規模デモ等が発生しなくとも、中国共産党を批判するような言動をとる香港市民に対して、民主主義国が言う正規の手続きを経ずに、新疆ウイグル自治区で行われているような強制収容所での「再教育」のようなことが行われないかどうか、日本や欧米諸国は警戒感を高めることになります。