中国テンセント、米国のソーシャルメディアに静かに進出

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注目のコメント

• 小原 凡司

  笹川平和財団 上席研究員

  ・2020年06月29日

  中国は、ソーシャル・メディアの世界でも米国に対する影響力を強めようとしているのでしょう。大々的に進出するのではなく、密かに米国ソーシャルメディアの世界に入り込み、気が付けば、多くの米国人ユーザーが中国のストリーミング配信サービスに依存しているという状況を作り出そうとしていると考えられます。
  いったん便利なサービスを利用し依存してしまうと、そこから抜けるのは容易ではありません。対象国の社会がそのような状態になれば、中国の影響力はどのようにでも行使できることになります。中国のパブリック・ディプロマシーの一環ということもできるかもしれませんし、シャープ・パワーの一種と捉えることも出来るかもしれません。