新型コロナ:死者は過小評価されていた?4月の死亡者数が発表
Yahoo!ニュース 個人
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注目のコメント
タイトルだけやと誤解されそうですが、『過小評価されていた?』の結論は、『されていた』ではなく、『されていなかった』です。
陰謀論に惑わされず、データがでるのを冷静に待ち、
少なくとも今の対策は大きく間違っていることはなさそうですので、自信をもって今の対策を続けてよいと思います。
もちろん、安心しきってマスクを外して大声で話したり大勢で飲み会したりしている方はもう少し気をつけて頂いた方がよいですが。4月頃は「新型コロナと判明せずに亡くなっている人が、もっと多くいるのではないか?」という声もありました。臨床現場の感覚としてはその数はゼロではないにせよかなり限定的と思っていましたが、一方でコロナによって救急医療体制が維持できず脳卒中や心筋梗塞などの治療が遅れることにより死亡する方が増えるのでは、という懸念もありました。4月の死亡者数を見ると昨年とほとんど変わらず、生死に関わるほどの医療崩壊が大きな規模では起きていなかったことが推察されます。
しかし中長期的な視点では、病院に来るのを恐れて薬を中断したり、定期検査に来なかったりすることで元々の病気が悪化する方が増えるのでは、という心配もあります。この数字はしばらく注意して見ていく必要があると思います。日々感染者数が定点的に報道されていますが、死亡者のデータも継続して追ってみると違和感も。死亡者のデータを見て「少ないから大丈夫」と油断してしまうことは避けたいですね。