米名門大、施設の元大統領名変更 人種差別主義者と判断
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NYで自然史博物館前のルーズベルト元大統領の像を撤去する動きもありました。歴史は変えられない以上、その時代に起きたことの意味を学びこれからに生かす機会として、像や名前を残す考え方もあると思います。それでもこれだけ撤去や名称変更の動きが相次ぐのは、「歴史の教訓」として語るにはあまりにも今日の人種差別問題が深刻すぎる(昔こんなことがあって……では済まされない)ことの現れともいえます。
ウィルソン大統領は、第一次世界大戦に参戦する一方、十四カ条の平和原則で民族自決の原則や国際連盟の創設など戦後の平和のために尽力してノーベル平和賞を受賞した大統領みたいな感じの記述で、日本の教科書でもお馴染みですね。
私の知る限り当時の常識から外れた人種差別主義者であったという記録はありませんが、日本が提唱した「人種平等決議」を否決したのもウィルソン大統領下のアメリカではあります。
とはいえ、そもそも上院の反対で国際連盟の加入自体拒否されるような有様だった為、ウィルソン大統領自身が反対であったかどうかは定かではありません。
ただ当時の民主党の大統領にありがちな南部の出身で、父親はアメリカ連合国に従軍。
尊敬する人物は南軍のリー将軍ということもあってか、政権を固める為南部の政治家を多数政府高官に起用したことが、蒸し返されたものと思われます。
何れにせよアメリカの歴史弾劾はもはや黒人差別への抗議の範疇を超え、フランス革命や文化大革命のような左翼革命の性質を帯びつつあるように見えます。
正直先行きがとても心配です。