EU、7月に日本から渡航解禁へ 十数カ国対象、米ロは禁止継続
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現時点で、我が国の再度の感染拡大の最大のリスクは、入国制限の緩和です。
もちろん、経済の回復等の観点からは、いつまでも国を閉じておくわけにはいかないということも分かります。
ただ、問題は、再び感染が拡大するリスクについて、覚悟ができているか、そして、感染が拡大した場合の具体的対応が、きちんと考えられているか、です。
5月25日に国内で緊急事態宣言が解除されたことにより、当然に予想されたことですが、国内の感染者は増えています。それでも、今現在、海外との往来がほとんど行われていないことにより、世界で引き続き感染が拡大する中でも、島国日本の安全は保たれているといえます。
ウイルスには、潜伏期間というものがあり、入国前及び入国後に、どれだけPCR検査をしても、残念ながら、感染者の入国を100%防ぐことはできません。
さらに、A国との入国制限を相互に緩和した場合、
①A国からの日本への入国者、②日本からA国に行った帰国者
だけではなく、
③A国が入国制限を緩和した別のB国から入国した者と、①②の者がA国で接触することのリスク
も考えなければいけません。
欧州と日本を含む東・東南アジア地域の感染状況の大きな差も考慮するべきです。
これまで自粛に努め、国内の感染を抑えてきた日本の努力が水泡に帰さないことを願います。私は、欧州社会の研究をしているので、新型コロナ渦の渡航規制で大いに困っている人間の一人だ。その立場から実際問題として考えると、具体的に飛行機は飛ぶのか?、行ったはいいが日本へ帰国する際の条件はどうなるのか?、帰国後に大学の教壇に立っていいのか?……まだまだ不透明な感じである。ちなみに、EU域内でも、まだ国境を超えた観光客の移動は非常に少ないようだ。
欧州便はただでさえ高いわけですが、このままだとほぼ正規料金並みのチケットでしか販売されないような印象があります。
そうした価格設定ですと、需要が死んでしまい、さらに供給力がダウンする縮小均衡のプロセスに入ってしまうと危惧されます。
産業の衰退を招く位なら、各国ともミルクマネーを与えた方が、今回に限っては正しいのではないでしょうか。