「GAFAMに支配されて終わり」なんて未来は永久にやってこない
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冨山和彦さんと対談しました!
コロナで物理世界が分断影響大きい中でも時価総額をしっかり伸ばすGAFAなどグローバルプラットフォーム。
冨山さんが示したインサイトはローカルプレイヤーにとって どう機会が増えたのかという鮮やかなものでした。
CDIでの上司であり、師匠との脳汁対談楽しんでいただけたら!「GAFAMは公共財化している」「デセントライゼーション(非中央集権化)」のくだりにとても共感しました。
すでにグローバルに普及している巨大プラットフォームは、そこに抗うよりも、乗っかってしまって、うまく使ってやる、くらいの気持ちでよいんだな、と。
しかし、この巨大プラットフォームの恩恵を一番受けるはずの個人事業主や中小企業には、それらを使いこなすスキルが圧倒的に足りないと感じます。プラットフォームを使いこなせば、資金力がなくてもできることの幅が広がっているのにもったいない、と思うことがしばしば。特に海外の中小企業と比べて日本の中小企業はデジタルスキルがかなり弱い。
例えば、
- Facebook、Instagram、Twitterを使えば、広告代理店にお金を払わなくても広告も安く自分で出すことができる。
- Googleマイビジネスを使えば、口コミサイトにお金を払わなくても、消費者の口コミを発信することができる。
- Shopifyを使えば、大手ネットショッピングモールにお金を払って出店しなくても自分でネットショップをできる。
冨山氏も本文最後で指摘されていますが、個人事業主や中小企業ほど、デジタルスキルを手にすることが出来るかが、これから生き残っていくうえで必須の要件なのだと、改めて感じました。
そしてそういう時代に、大手と中小や個人のスキルのギャップでビジネスをしていた、私のかつての職場である、あの会社やその会社の行く末は。。と考え込んでしまいました。同時並行で進むセントライゼーションとデセントライゼーション。
冨山「それはすでに起きてしまったことです。僕が期待しているのは、むしろ、いままでネットの果実を必ずしも享受できていなかったローカル系のリアルなサービス業、同時同場型の産業群です。小さな旅館でも気の利いたサービスをしているところは、世界中からお客さんを集客できるようになっています。GAFAMで集中・独占が起きているから、すべてのレイヤーで集中・独占が起きると勘違いしている人が多いけど、宿泊業では逆に、チェーン化が止まってきている。」
尾原「デセントライゼーション(非中央集権化)ですね。中心がなくても、それぞれが力をもてるようになる。エアビーがその典型です。余った部屋を貸したい人と、部屋を借りたい人をつなげて、たった4年間で世界最大のホテルチェーンになっちゃった。」