【大公開】グローバル100社の最新決算に見る「6つのトレンド」
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世界に目を向けると、ポストコロナの経済とはどんな姿なのか──。この「謎」を解くため、グローバル企業のトップライン(売り上げ)だけに焦点を当てて、温記者と各社の決算書をめくり、岩城デザイナーと「10のヒートマップ」を作り上げました。
400社の月次売り上げを分析した「国内版ヒートマップ」は、月曜日(6/29)に掲載しましたが、グローバルの動きを見ると、日本との共通点や違いがあり、驚きの連続でした。
国内版ヒートマップ↓↓↓
【400社データ公開】加速する「家消費」、減る「オフィス系」
https://newspicks.com/news/5017869世界の業種・業態別のヒートマップ。一眼でどの業種・業態が好調か、不調かがわかります。日本とくらべ、寒色系(好調)が多いのは、そういう業界を選んだからでしょうか。
キャッシュレスの追い風を受けたSquareやPayPalは伸びていますが、Amexは厳しい。旅行とエンタメに重心を置いているためです。クロスボーダーの移動は蒸発しました。VisaとMastercardは、やはりクロスボーダーが苦戦。
4-6月がコロナ真っ只中。今後どのような様相となるのか、興味津々です。このシリーズ、本当に数値がまとまっていて助かる!1個1個見た方がいい一方で、現実としてそこまで避けていないなかで、一発でまとまっている。
興味深いのがクラウド系は、AWS・Azure・Alibaba Cloud・GCPといったインフラが伸びまっていること。一方で、それらを使ってそうなエンドサービスの成長率はそこまで高くなっていない。何が起こっているのか?
考えられるのはここらへんか?
①各種エンドサービスの契約数の伸び以上に利用時間・頻度が高まっている(売上成長率<クラウド成長率、ただより使われる→解約率低下しやすいのでLTVにはプラスだろう)可能性
②BtoBサービス含めて、各種のオンプレからの以降。少なくともこれまで見込まれていたオンプレハードやオンプレ前提のSIサービスの更新需要は大きく低下している可能性
また、ECは伸びているものの、おそらく宅配便業者はここまで伸びていない。ここはサービス>インフラと逆の状況になっているように思い、サービス側が自社やクラウドワーカーつかって物流領域を取り込んでいるように思っている。ただ集約する方がコスト効率は高くなる中で、マクロ的には経済性が悪い分散した状態になっているように思う。
サービス提供者がそれぞれ求めている「均衡」が、うまい具合に折り合わずに、自社でやるほうがまだよいという状況なのだと思う。均衡が分散している状態は、成長しながら変わっていく可能性はまだまだあると思っている。宅配デリバリーの再編は、それの最たる例(デリバリー部分だけじゃなくチャネル部分の共通化や、競争緩和も背景にあるだろうが)。