ことしの科学技術戦略案 大学の研究開発など支援強化
NHKニュース
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注目のコメント
私のような研究者は、「大学の研究開発」の支援と聞くと、逆に不安を感じる。つまり、日本の場合、こういう政策は常に短期的な実利に結びつく分野ばかりの重視であって、そこから外れる分野がどんどん脇に追いやられるからである。加えて、どの学問分野に関しても、研究が発展しない原因は、実際には研究をしていない者の存在や増加だろう。かつて川成洋氏が言っていた通り、何も書いていない人は辞めてもらう方がいい(書いた物の評価は恣意的、さらには作為的になりがちだが、そもそも書いていないのなら学問の自由も何もない)。
我がスタンフォードも含め、アメリカの大学は新規採用はできないわ、高い授業料を払ってる学生からの大苦情やらで大変。日本や他の国は良い人材を獲得したり研究すすめるチャンスだから強気で投資してください!(9月に日本に移籍するのでさっそくポジショントーク!)
追記:真面目なはなし、大変な目にあっているアメリカの学生や同僚を置いていくのは心が痛みます。上では「日本チャンスだぜ」的な煽り文句を書きましたが、研究は国の間の競争だと思わないほうが良いと思いますので、話半分で読んでください。コロナの影響で予定していた人材が来ないことになったり、装置が買えなかったり、出張の予定が大幅になったりということも考えられます。手厚い支援の他に、より弾力性をもった運用を許す施策が必要だと感じます。