マクロン大統領の「脳死(mort cérébrale )」発言は昨年の12月であった。トルコが、NATOとの一切の協議もなく、トランプ米大統領との同意だけに基づいてシリア国境を越えてクルド人勢力に攻撃を行ったことを非難したのである。つまり、発言はトルコに対するものだが、その背後にはトランプ政権批判という意図が見えるのだ。イランの核合意問題の件などもあり、欧州の首脳たちの多くは、米大統領選で現職の落選を密かに祈り続けているとさえ言われている。
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