【キャディ加藤】 日本の「町工場」 を今こそ解き放つ
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記事の中で「買い叩き」という表現がありますが、これは創業してから二面性あるなと感じています。本当に「買いたたいている」場合もあるけれど、実際には多品種少量においては特に、「そういう購買の仕方しか選択肢がない」、ということです。
部品点数が多すぎて(多い人は年間20万点1人で購買している)管理コストが高すぎるが故に、まるっとまとめて相見積もりを取ったうえで「追加で10%下げて」、というお願い交渉的な時間しかないということです。「下請けいじめ」をしたくてしている調達担当などごくわずかで、産業としての課題だと認識しています。
だからこそ、その負を解決し、発注者・受注者双方にとって工数削減に寄与する、そのうえで経営の安定化に寄与する、ひいては構造改革に寄与することがキャディの目指す姿であり、日本の製造産業全体を活性化する大きな柱になると信じています。「なぜこの部品の精度が重要かというと、クルマの駆動部分の振動に影響するんだ」
「エンジンの振動はクルマの静穏性に関わるし、振動が多いと部品寿命にも関わる」
「部品寿命が長いクルマは中古車価格が高くなる。メーカーは新車価格を維持できるし、ブランドも高まる」
「逆にこの部分はこれ以上精度を良くしてもクルマの性能には影響ないから、加工しない方がコストダウンのメリットがあると、お客さんに提案しておいたよ」
私が駆け出しの記者だったころ、町工場のおやじさんにそんな話をしてもらった記憶があります。
「下請け」というイメージの部品加工の町工場ですが、単に言われたままに部品を作るのではなく、取引先に知恵を売り、取引先にブランド力を供給する。部品そのものはもはや副産物として作っている。そんな企業に出会いました。もちろんすべての町工場がそうではありませんが。
翻って自分自身は、自分の仕事の役割についてそこまで深く考えたことはあっただろうか、と自問自答するほど、町工場が生み出す「知恵」には感銘を受けたものです。
私は科学ジャーナリストを志していました。ですが、町工場取材を通じ、ものづくりジャーナリストを志すに至るまで長い時間は要りませんでした(笑)
私の話はさておき、そうした町工場のポテンシャルを解放を目指すキャディ。
https://speakerdeck.com/caddi_eng/caddi-recruit
こちらのスライド終盤を見れば、加藤さんだけでなく、さまざまな分野から人材が集まっています。こうした異能が集うものづくりの未来に期待です。>町工場の経営者は、「職人の問題」と言うのですが、私は「いや、経営の問題ですよ」と伝えています。
これ、建設業にも当てはまりますね。ぐうの音も出ない。
「現場でものをつくる」ことでお金にするのが建設業。
そのため、阿吽の呼吸でわかり合える「職人任せ」から脱却できず、もがき苦しんでる。
やりたい仕事があっても職人の能力以上の仕事とか、抱えている職人の人数以上の仕事ができない。
自分が「やりたい仕事をする」ためには、いくら「職人」をアプリで集めても解決できないんだよなぁ。(ただただ人数が必要な短期的な仕事の場合はアプリで職人集めは有効だと思います)
問題点がこれほど明白になっているのに解決出来ない。
まさに経営者の問題ですね。。。