大阪都構想、執念の再挑戦 4区再編 税収差など配慮
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注目のコメント
大阪都構想を実現すれば、当然、大阪は衰退するでしょう。
そもそも、なんで大阪市を解体して4つの特別区に分割する必要があるのですかね?
「東京は23区だ、だから大阪も特別区にすればうまくいくのだ!」
・・という発想だとしたら、
「ガンガン生産している工場は騒音が大きいのだ。」
→だからウチの工場でもガンガン騒音を流せば生産量が増えるのだ。
・・という愚かな議論をしているようにしか見えないです。
同様に因果関係の真逆な議論が「スーパーシティ」等の、深センやシリコンバレーの真似ですよね。
深センでは、あらゆるデータがデジタル化されて繋がっていたり、シリコンバレーでは服装が自由で多種多様な人種の人がいる。
じゃあ、それらをやれば、イノベーションが起きるじゃん!・・にはなりませんって。
深センやシリコンバレーには、軍事費を含む政府の研究開発投資が潤沢。だから企業は安心して色々な挑戦ができる。
その結果、大きなイノベーションや新たなビジネスが生じやすい。
更に、自由な服装や多種多様な人種による議論をする「余裕」が生まれたり、データインフラが構築されやすい。
・・という話ですよね。
同様に、「特別区にすれば発展する」は大間違いです。
なぜなら、かつて東京市が発展しすぎて、政府に対する影響力が大きくなりすぎたのです。
その結果、戦時中、東京市を解体して影響力を弱めたのです。
だから、大阪市を解体して特別区にすれば、当然、大阪市は現状よりも衰退しますね。
例えば、コロナ禍を受けて大阪市から政府に対して色々注文できていたとしても、それができなくなるという事です。
港区長が、政府に対してモノを申す事でニュースになりましたか?
従って、今から東京市にしてしまった方が、東京は発展しますね。
「閉塞感を打開するためには変化だ!破壊だ!」という愚かな衝動か、あるいは東京へのコンプレックスにしか見えません。
「大阪都構想を実現すべきだ」という結論が先にあって、解消すべき問題点を次々と変えている時点で、大阪都構想は怪しいと判断できます。
追記:
都構想は、何も大阪府を「大阪都」にする構想ではありません。
だから「都」は天皇陛下が云々・・とかは的外れな指摘。「15年の住民投票で否決された案は、5つの特別区に分けるとしていた。各特別区の人口は約30万~70万人と差が大きく、財政格差が指摘された。今回は新大阪、梅田、なんば、天王寺といった企業が集まる地域を各区に配置し、税収面で大きな差が出ないようにした。」
「15年の案は、特別区の庁舎新設などで最大約680億円の初期費用を見込んでいた。今回は庁舎を当面は新設せず、既存の区役所などを活用し初期費用を約240億円に抑える計画だ。」
前回との比較が分かり易いですね。今度こそ賛成可決を願って止みません。本当に実現しそうになっててビックリ。
橋本徹さんの時でも無理だったのがまさかの大逆転があり得る状況。
僕は政治の話はしない主義なのですが、大阪市に東京都を上回る24区もある(行政区ではないけど)今の体制は明らかに現在の財務状況には合わないだろう。まあ、大阪都になったからといって本当に削減されるのかわかりませんが、実現すればコスト構造を変えれる可能性が出てくるとは思います。