CureAppの「ニコチン依存症治療用アプリ」、国内初の薬事承認へ--2020年内にも保険適用
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「禁煙外来」を行っているクリニックや病院は多くあります。禁煙外来のシステムとしては、本人に「禁煙する」と宣言してもらった後、2週、4週、8週、12週後に合計で5回受診してもらい、その都度禁煙できているか状況を確認するのが一般的です。この5回の受診の時に、病院にある機器で「呼気CO濃度」の測定を行います。呼気COは禁煙していると正常値になるため、禁煙を客観的に証明できるという仕組みです。
禁煙外来の課題として
①特に働いている世代は、5回も受診するのが難しい
②受診と受診の間のサポートがない
③受診の前だけ禁煙すればCO濃度をごまかせる
といったような問題があり、ドロップアウトしてしまう方が多いのが現状です。
アプリとCO自己測定を組み合わせることで、定期受診しなくて済む、定期的なメッセージや通知でサポートを受けられる、毎日CO測定することでモチベーションを維持できる、といったメリットがあります。それでもなお失敗する方もいるとは思いますが、禁煙外来よりは効果的なのではないでしょうか。禁煙に限らず、患者と医師をつなぐアプリは今後ますます増えてくると思います。2014年より佐竹と始めたこの事業ですが、ようやくここまで来れました。
6年も売り上げがないアプリケーション、そして治験は億単位の費用。
沢山の協力者のもと、新しい価値を生み出すためにここまで掘らせていただきました。
アプリで治療する未来の実現はまだ先ですが、この第一歩を踏みしめながら今後も進んでいきます。