この連載について
経済ニュースを「数字」でつかむNewsPicks編集部オリジナル連載。NewsPicksが注目する企業の決算・会計から、マーケットの話題、投資まで。様々なテーマを「キーナンバー」で読み解くことで、ビジネスパーソンに必須の「数字感覚」を養おう。
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Virgin Australia Holdings Ltd is an airline operator based in Australia.
業種
航空輸送
業績
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国際・国内旅客、貨物を対象とする航空運送事業者。フルサービスキャリア事業を強化するとともに、新たな収益源の創造・育成にも挑戦。グローバルアライアンス「ワンワールド」に加盟。
業種
航空輸送
時価総額
1.27 兆円
業績
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フルサービスキャリアである全日本空輸を中心とする持株会社。傘下にLCCのピーチを有する。マルチブランド最適化および貨物事業の拡大によるエアライン事業の利益最大化などに注力。
業種
航空輸送
時価総額
1.53 兆円
業績
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“「1機飛ばす場合の損益分岐のラインは、座席利用率が国内線で5割後半、国際線で6割弱以上。現状では、まだ両社ともに赤字の状態だといえます」(JPモルガン証券シニアアナリスト・姫野良太氏)”
→ 国内線のほうが儲かりやすいんだ。
いちばんイケてないのは「固定費が多いので飛ばすほど赤字」と書いてあるところ
記事では飛ばさなくてもかかる固定費(人件費、機体のリースコストなど)とは分けて、飛ばすごとにかかる運行当たりかかるコスト(燃料費、整備費など)は変動費と定義していますが、運行の判断に重要なのはここで言う「変動費」言い換えると運行当たり固定費で、ここが重いとそれを賄うには高い乗車率が求められます。逆に飛ばしても大したコストがかからなければ、全社固定費が厚かろうと飛ばして少しでも客をのせた方がキャッシュインは増えます
アナリストさんが損益分岐50~60%と言ってるのは、運行あたりの限界利益が出るラインなんでしょう。ただ、この場合の計算は人件費も含んでるでしょうから、人件費は飛ばさなくてもかかる固定費だとすると除いて考えた方が良さそうで、どの埋まり具合なら飛ばせば追加キャッシュが入ってくるか、という分岐点はもっと低いということなんだと思います。もちろん18%ではダメなのは明白ですが、、
工場で言えば「操業停止点」をどう考えるか、という大事な議論なのできちんとNPオリジナル記事であればしっかりした内容であってほしいと思うので辛口ですいません
6月に入り、少しずつ飛行機が飛び始めたとはいえ、まだまだ回復からは程遠い。先月のJAL国際線の座席利用率はたったの18%です。
今回のNumbers企画では、JAL・ANAの財務分析から、改めて航空会社のビジネスモデルを紐解きます。
また占部さんが仰るように、一般には搭乗率によりざっくり損益分岐点を決めることはできますが、航空会社にかかる固定費も含んでの想定ですし、顧客単価のこともざっくりとしか考えていないので、実際に「飛ばせば飛ばすほど赤字が増える」のが一般的に言われる搭乗率かというのは再度検討の余地があります。コロナにより国際旅客運賃、貨物運賃ともに上昇傾向であるということも計算に入れる必要があるでしょう。
また、路線を維持するのにあたってはインフラとしての使命、という職業意識がはたらくということもありますが、ネットワークを維持することでの利益も考える必要があります。たとえば、B空港とC空港間の路線が赤字なのでその路線を取りやめたとき、実はその路線の上流側にあったA空港からB空港の部分についても実は乗り継ぎでC空港へ向かう需要が一定数あり、この需要を失うことでAからBへの路線の収益も悪化するということがあります。特に大手エアラインはアライアンスを組むことでネットワークの充実を図っていますので、こういう側面も考える必要があるでしょう。
一般的にはキャッシュ流出額として、支出を伴わない費用である減価償却費を差し引くかわりに、費用じゃないけど支出を伴う借入金や社債の返済を含める必要があるので、お忘れなく。
航空会社の場合は返済猶予をされていて、含めなくていいのかもしれませんが…。
完全に国有化するとイノベーションが阻害されるリスクが高く、完全民営化するとこういう時に経済合理性で事業経営をした時に公共の利益に反する。
かと言って潰れた時に国が救うと、救い方にも当然よるが、場合によっては本来投資家が担うべき下方リスクだけ国が担う形となってしまうので、やり方を気をつけなくてはいけない。
”約20%という現在の座席利用率であれば、本来は飛行機を飛ばさない方がキャッシュの流出を抑えられるのだ。
しかし、それでも飛行機を飛ばし続けなければならないのは、航空会社にはインフラ企業としての義務があるからだ。”
羽田空港のフライト情報見てみたけど、国際線はまだまだ厳しい…
言い始めるタイミングが悪かっただけ?