22年卒学生の就活が「超早期化」し始めている2つの理由
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実際に当社の22年卒の選考エントリー数が4月〜6月において昨対同月比で数百%増になっています。
もちろんコロナ期間においてもこちら側が採用活動を止めなかったという理由もありますが、とにかく学生さん側の「焦り」を肌で感じています。
たしかに前倒しで早めに動いた方が良い、とアドバイスされる先輩がたくさんいるのかもしれませんが、そこまで焦らなくても大丈夫です!
早期に内定をもらうことがゴールではないので、今しかできないことに向き合って、できるだけたくさんのチャレンジ経験を積む方が最終的に自分に返ってくると思います。
(とは言っても私も就活時代はとにかく焦ってましたが。笑)急激な景況感の悪化は、生活が一変して学生も肌身で感じられるので、意識の高い学生ほど早く動くのは自然な流れです。
大学生だけで1学年60万人いるので、スタートの速いバリキャリ層と遅いマス層が出てくるのは目新しいことではありません。一部が早期化しているからといって全体を早期化させる必要はなく、殊更に早期化を否定することもできません。
早期から人材獲得に動いている企業は、優秀な人材を発掘してつなぎ続けるコストを払ってでも採用したい人材を探している(はず)なので、バリキャリ志向の学生はここで選考されて、高い精度でマッチングが図られます。
このような学生は、活動が速いだけでなく、コロナへの対応力もチェックしており、企業を観る眼が肥えています。単なる認知や接点の拡大目的で早期化している企業は保険に使われるだけになります。つなぎ続けるためには、採用の入口だけでなく採用後の配属や研修、キャリアパスも含めて具体的に提示して、学生の成長に寄り添い続けることが必要です。
早期化しているからわが社もと安易に早期化させても痛い目に遭うだけです。早期化に対応するということは、それだけの覚悟がいることです。今の日本の就活の在り方自体が企業にも学生にも不毛だと思っているので、就活の早期化自体にはあまり賛成ではないが、学生のうちに就業体験を得ることはその後の"就活の方針"を定める上で大切なステップなのではと思う。私は学生時代にいくつかの完全に別方向の仕事やインターンを受け「自分に向かないもの」を早期に知れたおかげて、選択と集中をした就活ができたと思っている。
選考ではなく、就業体験の場としてのインターンがもっと根付くといいのではと感じます。