苦境の航空会社、それでも機材は大量購入か
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注目のコメント
なるほど、やはり、多額の手付金を支払済み、だからね。でもスレッショルドがやってくるはず。
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さらに、ボーイングのMAX機をめぐる状況が、実際よりも過度に悪いイメージを与えている可能性もある。航空会社は通常、納期が1年以上遅れる場合には自由に契約を解除できるが、それ以外のケースでは簡単に契約を解除できない。航空会社が既に多額の手付金を払っていることが少なからずその理由となっている。エアバスのギヨーム・フォーリー最高経営責任者(CEO)は特にカタール航空の機体受領延期要求に激しく抵抗している。同氏はポリティコの取材に対し、明らかな契約不履行には訴訟も辞さない構えを見せた。
来年の状況が両社にとって「リトマス試験」になるのは間違いないだろう。来年には、航空各社が支払い済み前金の少ない、納入が先の契約についてキャンセルの是非を適切に判断できるようになるからだ。受注残をめぐる最大の脅威は航空会社が大量に破綻することだが、各国政府は公的資金を投入して破綻を回避してきている。
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